1/15より、「渡辺千尋 展 “象の風景、ふたたび。” Chihiro Watanabe 1944-2009」を開催いたします。

長崎で育った渡辺は、上京後グラフィックデザインなどの仕事をしていましたが、1978年、もっとも古典的な銅版画手法〝ビュラン″と運命的に出会い、第１作目から《日本版画協会奨励賞》を受賞します。
1988年、10年間の作品32点を収録した作品集『象の風景』を用美社から刊行し、翌年にはポーランド、チェコ、東京、長崎などで個展を開催。チェコ国立版画美術館に、〈象の風景〉シリーズが収蔵されました。

今展は、この1989年に開催された個展「渡辺千尋銅版画展 象の風景」を再現した小企画「象の風景、ふたたび。」を中心に、「メゾチントの芸術」、「油彩画・静物画」の3つの小さな空間に分けて構成いたします。知られざる孤高のアーティスト・渡辺千尋の芸術を堪能いただける展覧会になることと思います。

練馬区立美術館で開催中の「渡辺千尋 -復刻の聖母-」展の会期後半に合わせて開催いたしますので、美術館と小画廊での異なる展示を、この機会にお楽しみいただければ幸いです。

■ 特集：WEB企画 《 私の好きな千尋作品 》
渡辺千尋にゆかりのある方々やご来廊の方々に「私の好きな千尋作品」を選んでいただき、
HPにて順次公開しております。
また、出品作品一覧も同ページでご覧いただけます。
http://shinobazu.com/artists/watanabe-chihiro/8249/

■ オンラインショップで渡辺千尋銅版画カタログレゾネ等を販売中
渡辺千尋の銅版画カタログレゾネや作品集「象の風景」、ポスター、ポストカードを販売しています。
http://www.shinobazu.com/eshop/products/list.php?category_id=33

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