中村一美展
2014年3月19日(水) ~2014年5月19日(月)
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<国立新美術館>
学生時代の習作から最新作「聖」まで、およそ150点の作品によって中村一美の絵画実践の全貌を紹介するとともに、2010年に構想されながら実現を見ていない、斜行グリッドによるウォール・ペインティングを初めて公開いたします。
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イベントDATA
1980年代初頭に本格的な絵画制作を開始した中村一美(1956生)は、同世代の中でも、もっとも精力的な活動を展開してきた現代美術作家・画家の一人です。
―絵画は何のために存するのか。絵画とは何なのか。中村は、この疑問に答えるために、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、バーネット・ニューマンなど、西欧のモダニズム絵画の到達点とみなされていた戦後アメリカの抽象表現主義絵画の研究から出発し、彼らの芸術を乗り越える新たな絵画・絵画理論を探求します。中村が特に参照したのは、日本の古代・中世絵画、中国宋代の山水画、朝鮮の民画など、東アジアの伝統的な絵画における空間表現や、形象の記号的・象徴的作用でした。また中村は、絵画の意味は別の絵画との差異の中にしか存在しえないという認識に基づく「示差性の絵画」という概念を、すでに1980年代に提出しています。それゆえその絵画は、同じモティーフに拠りながらも、つねに複数の作品が差異を示しながら展開する連作として制作されてきました。「存在の鳥」連作に代表される近年の絵画では、象形文字を思わせるマトリクスに基づきながら、多様な色彩や筆触や描法を駆使することで、抽象とも具象とも分類できない、新しいタイプの絵画の創造に取り組んでいます。
展覧会では、学生時代の習作から最新作「聖」まで、およそ150点の作品によって中村一美の絵画実践の全貌を紹介するとともに、2010年に構想されながら実現を見ていない、斜行グリッドによるウォール・ペインティングを初めて公開いたします。日本の現代絵画・現代美術の、到達点の一つを確認する絶好の機会となることでしょう。
*掲載画像について
《採桑老67(黄瀬萢の翁)》
2001年
アクリリック、水彩、小石/綿布
290×250㎝
個人蔵
開催日 | 2014年03月19日~2014年05月19日 |
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会場 | 国立新美術館 企画展示室1E |
会場住所 | 東京都港区六本木7-22-2 地図 |
地域 | 東京 / 港区・文京区(六本木など) |
アクセス | ◎東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結) ◎都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口 徒歩約4分 ◎東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口 徒歩約5分 |
入場料 | 当日:一般1,000円/大学生500円 前売:一般800円/大学生300円 *2014年4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」、5月18日(日)は「国際博物館の日」につき、入場無料 *高校生、18歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料 *前売券は、3月18日(火)まで販売。(ただし国立新美術館では3月17日(月)まで) |
営業時間 | 10:00~18:00 金曜日は20:00まで 4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」開催にともない22:00まで開館 入場は閉館の30分前まで。 休館日 毎週火曜日 ただし、4月29日(火)および5月6日(火)は開館、5月7日(水)は休館 |
電話番号 | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
イベントURL | http://www.nact.jp/ |
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