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<練馬区立美術館>
一貫して鎧武者をモチーフに制作する野口の新作を含めた全作品約90点を中心に、彼の発想の原点となった古今の美術作品や写真、グラフィックデザインなどを併せて展示し、野口の武者世界を紹介する、初の個展となります。

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野口哲哉展 ―野口哲哉の武者分類図鑑―

1980年生まれの野口哲哉は、樹脂やプラスチックなど、現代的な素材を駆使して古びた姿の鎧武者を造形し、それらの織りなす嘘とも現実ともつかない魅力的な世界観を構築する美術家です。
南蛮渡来のシャネルのマークを家紋とした甲冑を身にまとった紗錬家(しゃねるけ)の武者像「シャネル侍着甲座像」がある一方で、兜に付いたプロペラ型の立物で空中を浮遊する武者の絵画作品「ホバリングマン 浮遊図」は当時あたかもそんな武者がいたかのように、巧妙に古びた画面を演出しています。野口の作品世界の大半は、侍をモチーフにしながらも、実際には存在しない、彼曰く“でっちあげ”の世界なのですが、サムライ、甲冑への知識に裏付けられた空想世界は実に豊かで、史実とのはざまを行き来するユニークで独創的なものとなっています。加えて、甲冑の表現の正確さや、サムライたちの立ち振る舞いは、格好良さの中にも常に滑稽さや哀しさが漂っており、その姿は日々の暮らしを送る私たち現代人とどこか通じるものがあります。
作家はまだ30代半ばで活動期間は短いとはいえ、コレクターは国内外に及び、展覧会出品作、個展での評価も高く、今まさに注目される作家の一人です。
一貫して鎧武者をモチーフに制作する野口の新作を含めた全作品約90点を中心に、彼の発想の原点となった古今の美術作品や写真、グラフィックデザインなどを併せて展示し、野口の武者世界を紹介する、初の個展となります。

開催日 2014年02月16日~2014年04月06日
会場 練馬区立美術館
会場住所 東京都練馬区貫井1-36-16 地図
地域 東京 / 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など)
アクセス 西武池袋線(東京メトロ有楽町線・副都心線直通/都営大江戸線練馬駅乗り換え石神井公園方面へ1駅)
中村橋(池袋駅より6駅目約16分)下車 徒歩3分
入場料 一般500円
高大生および65歳から74歳 300円
中学生以下および75歳以上 無料
障害者手帳をお持ちの方
 (一般)250円・(高大生)150円
団体(20名以上) 
 (一般)300円・(高大生)200円
※無料、割引の方は確認できるものをご提示ください。
営業時間 午前10時から午後6時
※入館は午後5時半まで

休館日
月曜日
イベントURL http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/
東京都練馬区貫井1-36-16

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