桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年
2014年4月19日(土) ~2014年6月8日(日)
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<世田谷美術館>
桑原甲子雄の東京
―不思議に変わらぬ写真のみずみずしさ
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イベントDATA
わが国の写真史に、忘れがたい足跡を残した桑原甲子雄(1913-2007)。戦前期、生まれ育った東京の下町をアマチュア写真家として撮り歩いた桑原は、戦後になると『カメラ』、『サンケイカメラ』、『写真批評』などの編集長を歴任し、活躍しました。1960年代半ば以降は再び撮影に力を注ぎ、また戦前の作品を再評価され、1973年、還暦で初個展を開催します。以後、『東京昭和十一年』、『東京長日』など、新旧の作品による写真集の出版や展覧会が相次ぎ、桑原は写真家として改めて脚光を浴びました。
「ごく私的な記念写真」と自ら語ったとおり、彼の写真はいわば日々のメモやスケッチでした。そこには、移りゆく時代と街の空気もさりげなく写し込まれています。二・二六事件発生の1930年代半ばから、バブル景気に沸く1990年代初頭まで―桑原の写真はこの間の東京の変貌を伝えつつも、不思議に変わらぬみずみずしさを湛え、現在も見る者を惹きつけてやみません。
当館では、1993年の「ラヴ・ユー・トーキョー 桑原甲子雄・荒木経惟写真展」開催を機に、桑原の作品を数多く収集してきました。本展は、その豊富なコレクションからモノクロおよびカラープリント約200点を紹介する回顧展です。約60年にわたる歩みの全貌を把握するために、東京を見つめ直すきっかけを得たパリ滞在時の作品にも注目するほか、他所蔵機関のご協力により、戦中期の満州での作品、コンタクトプリントを貼ったスクラップブックなどの貴重な資料もあわせて展示します。東京を中心に据えながら、満州やパリを含めた桑原の仕事全体を見渡すのは、本展が初めてとなります。
*掲載画像について
〈東京長日〉より《世田谷区》
1976年
ゼラチン・シルバー・プリント
世田谷美術館蔵
※画像の無断転載禁止
開催日 | 2014年04月19日~2014年06月08日 |
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会場 | 世田谷美術館 1階展示室 |
会場住所 | 東京都世田谷区砧公園1-2 地図 |
地域 | 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など) |
アクセス | (1)東急田園都市線「用賀」駅 「用賀」駅より徒歩17分 美術館行バス「美術館」下車 徒歩3分 (2)小田急線「成城学園前」駅 渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分 (3)小田急線「千歳船橋」駅 田園調布駅行バス「美術館入口」下車 徒歩5分 (4)東横線「田園調布」駅 千歳船橋行バス「美術館入口」下車 徒歩5分 |
入場料 | 一般 1000(800)円 65歳以上 800(600)円 大高生 800(600)円 中小生 500(300)円 *( )内は20名以上の団体料金 *障害者の方は500円(介助の方1名までは無料)、大高中小生の障害者の方は無料 |
営業時間 | 10:00-18:00(最終入場は17:30) 休館日 毎週月曜日 *ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館 |
イベントURL | http://www.setagayaartmuseum.or.jp/ |
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