フセイン・チャラヤン- ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅
2011年4月3日(日) 10:00 ~2011年6月20日(月) 18:00
東京都現代美術館では、フセイン・チャラヤンが1994年から2009年までに発表したファッション・コレクションに加え、映像作品やインスタレーションを合わせた約24点を紹介。なお、本展覧会は、ロンドンのデザイン・ミュージアムからの巡回展を当館の空間に応じて再構成した「東京バージョン」となります。
編集者 | |
---|---|
エントリー機能 | エントリー機能を使わない |
エントリー掲載の承認 | エントリーしたら自動的にエントリー一覧に掲載 |
アート掲載 | OFF |
イベントDATA
フセイン・チャラヤンは、1994年のデビュー以来、ファッションとアートの二つの領域を横断的に活動するクリエイターの先駆者として、大きな影響を与えてきました。
一つ一つのコレクションに込められる、現代社会に対する文明史観的な批評性や魅力的な物語性、LEDやレーザー光線など最先端のテクノロジーを駆使した革新的なデザインは、英国ファッション・アワードの「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を2年連続で受賞するなど、国際的に高く評価されています。アートの分野におきましても、映像作品やインスタレーションを精力的に制作し、2001年イスタンブール・ビエンナーレや2005年ヴェネツィア・ビエンナーレ(トルコ館にて個展を開催)などの国際展に参加。国内では2007年に東京で「スキン+ボーンズ」(国立新美術館)、「SPACE FOR YOUR FUTURE」(東京都現代美術館)で一部の作品が紹介され話題を集めました。
チャラヤンの表現は、従来のファッションという枠にはとどまらず、アート、建築、デザイン、哲学、人類学、科学といった複数の領域を横断して展開します。その根底にはあるのは、私たちを取り巻く環境への批評的眼差しであり、とりわけ、テクノロジーや移動、文化的環境によって、身体およびアイデンティティがどのように変容するのかを服を通して探究してきました。こうしたテーマは、南北に分裂したキプロスの国境地帯で生まれ育った彼にとって、きわめて現実的な問題だったといえます。また、グローバル化時代に生きるわたしたちが共有する今日的な問題ともいえるでしょう。分断されてしまった土地に住む恋人に、自分が着た紙のドレスに手紙を書き、送れるようにしたエアメール・ドレス、バーチャルとリアルな肉体の狭間でゆれる私たちのリアリティを反映した映像が移ろう LEDドレスなど、それは今日的な問題を反映しながらロマンティックな想像力の輝きに満ちています。
主 催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
開催日 | 2011年04月03日 10:00~2011年06月20日 18:00 |
---|---|
会場 | 東京都現代美術館 |
会場住所 | 東京都江東区三好4-1-1 地図 |
地域 | 東京 / 墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区(お台場など) |
アクセス | ■東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口より徒歩9分 ■都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩13分 |
入場料 | 東京都現代美術館 企画展示室 B2F |
営業時間 | 10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで) |
電話番号 | 03-5245-4111(代表) / 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
イベントURL | http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/113/ |
ShareArt 展覧会・イベント情報さんが投稿したその他のイベント
このイベントに関連するブログ
まだこのイベントが書かれたブログはありません。
このイベントに対するみんなのコメント
会員登録をしてコメントしよう!
同じカテゴリーのイベント
~
2025年2月9日(日)
大石照美展
精神と物質への探究の過程で、現在は「記憶」を制作の軸にしています。 銅版画、BOX作品を合わ...
~
2025年2月23日(日)
超視線展2024年優秀賞受賞者グループ...
本展は2024年6月に開催された「超視線展」の受賞者による企画グループ展です。
~
2025年2月16日(日)
ACT企画「いまだ生を知らず、いずくん...
本展は「死生観を問いかける」展覧会になります。ACT5はACT取扱作家を中心に6名の作家による...
~
2025年2月15日(土) 17:00
村山大明展 -交わる線、つながる鼓動-
「自然との調和」をテーマに、動植物の細密なモノクロのペン画作品を発表するアーティスト 村山大明...