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<東京国立近代美術館>
美術館で映画を「読む」、刺激的な体験
リピーター割引もご活用ください

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映画をめぐる美術 ――マルセル・ブロータースから始める

映画をめぐる美術。「映画」そのものではなく、映画をめぐる「美術」。このタイトルが指し示す展覧会とは、いったいどんなものか。まずは英語のタイトル「Reading Cinema, Finding Words (映画を読む、言葉を探す)」が、ひとつのヒントになるかもしれません。映画とは視る(そして聴く) ものだ、というのが普通だとして、この展覧会では、映画を「読む」ことが問題になります。
では、ここで言う「映画を読む」とはどのような行為か。次にヒントになるのが、サブタイトルの「マルセル・ブロータースから始める」です。マルセル・ブロータースとはベルギー出身の芸術家の名です。オブジェや写真・短編映画の制作、著述活動など幅広い創作を展開したブロータースは、1960年代半ばから70年代半ば、戦後美術の転換期に唯一無二の存在感を示しました。
この展覧会がブロータースから始まるのは、彼が、自身の映画を言語の拡張として捉えていたことによります。もともと詩人として出発したブロータースが最終的に映画に行き着いたのは、映画の「動く像(moving image)」という特質を、言語にないものとして重視したからではないようです。ブロータースの映画の特徴は、普段は当たり前すぎて気にも留めない言葉やイメージが、不透明で見慣れぬ、ノンセンスなものとして立ち現れてくることにあります。そのような事態を前に私たちは、言葉とイメージの間、言葉と言葉の間、そしてイメージとイメージの間を跳躍し、自らそこに接続線を引くような行為、すなわち映画を「読む」ことへと誘われていきます。
本展覧会は、ユーモラスかつエレガントな振る舞いで、言葉とイメージの関係を浮かび上がらせるブロータースの実践を手がかりに、現在、国際的に活躍する美術家13名のフィルム、写真、ヴィデオ、インスタレーション等の作品を読み解いてみようという試みです。
美術館で映画を読む、それはきっと刺激的な体験になることでしょう。

開催日 2014年04月22日~2014年06月01日
会場 東京国立近代美術館
会場住所 東京都千代田区北の丸公園3-1 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
アクセス 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分
入場料 一般850(600)円 大学生450(250)円
*高校生以下および18歳未満、障害者手帳などをご提示の方とその付添者(1名)は無料。
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

リピーター割引
2回目はお得!
本展使用済入場券をお持ちいただくと、2回目は特別料金(一般430円、大学生130円)でご覧いただけます。
営業時間 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで

休館日
月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)
イベントURL http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.html
東京都千代田区北の丸公園3-1

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