土門拳写真展「心」-古寺巡礼第四集より-
2011年1月31日(月) ~2011年3月21日(月)
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カラー・白黒写真作品 約45点
『古寺巡礼』第四集より「土門の心にみえた仏像」に注目して写真展を構成しました。どうぞご高覧ください。
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「そろそろ『古寺巡礼』第四集の編集にとりかかろうとしていた矢先、ぼくは脳溢血再発のために倒れてしまった。昭和四十三年六月のことである。」古寺巡礼第四集の巻頭に出てくる文章である。土門は古寺巡礼の三集の編集を終えた直後に脳溢血再発で闘病生活を二年間の長きに亘り強いられた。その間第四集のことが頭から離れずつらいリハビリも精神力で乗り切った。第四集には「情緒的にあるいは懐古的に被写体と接したことはない。」と語られ、それまでの古寺巡礼は強い信念に支えられて作品を制作してきた。それは対象を客観的に捉える態度であった。
飛鳥から始め、奈良、平安を経て、鎌倉、室町、桃山に至る全五集の中で、第四集は平安時代から鎌倉時代にいたる石塔、石仏を多く収録している。「それらの石塔、石仏はおおらかで、そしてやさしい。ぼくの心を一番ゆさぶるものたちである。」としたためている。それらの石仏の「前に立ってしばらくその顔を眺めていると、にっこりとぼくに微笑みかけてくる。ほのぼのとした笑みである。」
また「あるとき娘の真魚が撮影についてきたことがある。撮影に熱中していた顔を上げると,この真魚が椿を飾って手を合わせているではないか。その後姿はおよそ東京の娘には見えず、またその二尊仏に添えられた花も村の娘がお供えしたように素朴であった。日頃絶対非演出を唱えているぼくも、このときばかりはそのままシャッターを切ったのである。」とある。
今回は第四集より「土門の心にみえた仏像」に注目して写真展を構成しました。どうぞご高覧ください。
開催日 | 2011年01月31日~2011年03月21日 |
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会場 | 写大ギャラリー (東京工芸大学・中野キャンパス内) |
会場住所 | 中野区本町 2-4-7 芸術情報館2階 地図 |
地域 | 東京 / 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など) |
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