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<出光美術館>
仁清・乾山に古清水や仁阿弥道八といった京焼の名工・名花をあつめ、「京」という都市で生みだされたやきものの特質をさぐります。

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仁清・乾山と京の工芸 ―風雅のうつわ

京焼(きょうやき)は野々村仁清(ののむらにんせい 生没年不詳)、尾形乾山(おがたけんざん 1663~1743)といった名工たちによって、江戸時代の京都で花開いたやきものです。九州に興った肥前磁器(ひぜんじき)と市場における覇を競いながら、京焼は、私たちが今日抱く「京」のイメージ―王朝貴族の雅やかさ、和歌の伝統、絢爛たる色彩と金銀のかがやき―をやきものの領域に確立させました。
京都は平安時代より文化と伝統の中心地でしたが、江戸時代に入ると政治経済の中心は遠く関東の江戸に移り、徳川幕府による大名文化のもと、新たな局面を迎えます。野々村仁清が主導した御室焼(おむろやき)は、丸亀藩(まるがめはん)京極家(きょうごくけ)や加賀藩(かがはん)前田家といった大名家の顧客の心をつかむべく、蒔絵(まきえ)や屏風絵の色彩とデザインを使った「京」らしさ溢れる色絵陶器を作り上げます。一方で、公家たちの支持を受けた仁清の白釉(はくゆう)や銹絵(さびえ)は、平安時代から続く京のやきもの文化の系譜を直接に映しだしています。
また尾形乾山は兄の絵師・尾形光琳(こうりん)との合作を世に問いつつ、和歌や漢詩、能などの文芸を積極的にやきものに取り入れました。そこにはカルタ遊びに似た、文芸を「当てる」遊びが花開きます。こうした遊戯性は長く蒔絵の中で培われてきた京の伝統に他なりません。
本展では仁清・乾山に古清水(こきよみず)や仁阿弥道八(にんあみどうはち)といった京焼の名工・名花をあつめ、「京」という都市で生みだされたやきものの特質をさぐります。華やかでどこか懐かしい、その和の美を、京焼の世界に心ゆくまでご堪能ください。

開催日 2014年10月25日~2014年12月21日
会場 出光美術館
会場住所 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階) 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
アクセス JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅
B3出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由
B3出口より徒歩3分
入場料 一般 1,000円
高・大生 700円(団体20名以上 各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です
営業時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)

休館日
毎週月曜日
(ただし11月3日、24日は開館)
イベントURL http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)

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