ヂョン・ヨンドゥ 地上の道のように
2014年11月8日(土) ~2015年2月1日(日)
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<水戸芸術館 現代美術ギャラリー>
まるで映画の中の登場人物になったかのような感覚を味わえる、体験型映像インスタレーション作品〈ドライブ・イン・シアター〉の展示。
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イベントDATA
韓国を代表する現代美術作家、ヂョン・ヨンドゥによる大規模な個展です。1969年生まれのヂョンは、2007年には韓国の国立現代美術館が主催する賞「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に史上最年少で選ばれ、2008年にはニューヨーク近代美術館で個展が開催されるなど、国際的に高い評価を得ている現代美術作家です。
ヂョンは写真や映像を媒介に、被写体とコミュニケーションを重ねながら作品を制作しています。子供から老人まで、一般人を被写体にしたり、彼らの記憶や未来の夢、幻想をモチーフに制作された作品は、ひとびとの夢や希望を描きだすと同時に、それらを達成することが難しい現実世界の姿も逆説的にあぶり出します。
キャリアの初期に、ヂョンは日本で出会った人々や風景を題材に作品を制作しています。その中のひとつである写真作品〈奥様は魔女〉(2001-)は、ヂョンが各国で出会った人々に未来の夢やファンタジーについてインタビューをおこない、それらのイメージを写真で視覚化した作品です。このシリーズの中に登場するモデルのひとりは、当時水戸の高校に通っていた男子学生でした。この水戸の男子学生をモデルとした作品は2002年に制作されています。それから12年後に開催される本展をきっかけに、ヂョンは久しぶりに水戸の人々と関わりながら新作を制作しています。
本展では、さまざまな国からの移民が地域ごとに暮らす街の特性を活かして制作された映像作品〈Six Points〉(2010)、見慣れた街の風景を映画の中のような異世界に変化させる映像のトリックを応用した〈日常の楽園〉(2010)、鑑賞者が映画の中の登場人物になった気分を味わうことができる体験型映像作品〈ドライブ・イン・シアター〉(2013)といった作品を通してヂョンの活動を紹介します。これらの作品に加え、ヂョンが水戸で出会った盲目のマッサージ師、白鳥建二が撮影している写真をもとにした映像作品、韓国を代表するマジシャン、イ・ウンギョルやジャズピアニストの小曽根真とコラボレーションした、水戸の街角を舞台に色々なハプニングがまきおこる映像作品、新世代ゴーグル型3Dデバイスで鑑賞する体験型の新作が展示されます。
ヂョンは夢や理想と現実、過去と未来のように相反する要素を写真や映像の中で統合する一方、写真や映像といった媒体が、肉眼では見逃してしまう現実を浮き彫りにする機能を持っていることに注目しています。また、一般人を映像や写真の登場人物とすることで、映像や写真で表わされるフィクションの世界が、実は私たちの日常生活の延長線上にあることを示唆します。そしてスペクタクルなイメージや、写真や映像の虚構性が人々の注意力や心の動きにどのように作用しているのか、考察を促します。中国の文学者、魯迅による短編小説「故郷」の一節から展覧会のタイトルを引用した本展は、新しい視覚体験やウィットにとんだ映像作品を通して記憶と忘却、希望の意味を問いかけます。
開催日 | 2014年11月08日~2015年02月01日 |
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会場 | 水戸芸術館 現代美術ギャラリー |
会場住所 | 茨城県水戸市五軒町 1-6-8 地図 |
地域 | 北関東 / 茨城 |
アクセス | JR水戸駅下車、 北口バスターミナル4~7番のりばから「泉町1丁目」下車。徒歩2分。降車後バスの進行方向に進み、すぐの交差点で大通り(国道50号)を渡り、そのまま路地を直進してください。徒歩2分。 東京駅八重洲南口バスターミナルのりばから常磐高速バス(赤塚又は茨大ルート)水戸駅行きで約100分、「泉町一丁目」下車、徒歩2分。 |
入場料 | 一般 800円 前売り・団体(20名以上) 600円 中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料 【一年間有効フリーパス】 ・「ハイティーンパス」(15歳以上20歳未満 ):1,000円 ・「おとなのパス」(20歳以上):2,500円 |
営業時間 | 9時30分~18時(入場時間は17時30分まで) 休館日 月曜日 ※年末年始2014年12月27日(土)~2015年1月3日(土) ただし11月24日、1月12日、(月・祝)は開館、11月25日、1月13日(火)休館 |
イベントURL | http://arttowermito.or.jp/ |
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