知られざるプロダクトデザイナー小島基と戦後鳥取の産業工芸
2015年2月21日(土) ~2015年3月22日(日)
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<鳥取県立博物館>
小島の仕事の概要を、県内の職人たちが制作した試作品等の現物資料や、小島らが遺した記録写真を中心に紹介
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イベントDATA
小島基(こじま・もとい 1920年~1999年)は、富山県に生まれ、戦後に鳥取県などで活躍したプロダクトデザイナーです。戦前に京都市立絵画専門学校の図案科に学んだ小島は、1950年から1963年まで鳥取県工業試験場にデザイン専門の技師として在職し、まだ「デザイン」という考え方が定着していない時代に、鳥取県内のさまざまな産業工芸(木工家具・轆轤、竹細工、漆工など)の職人や製造業者等に対し、精力的にデザイン指導を行いました。なかでも、小島がデザインし、鳥取家具工業(株)が製造して全国に供給された曲木椅子などの家具類は、いまだに高く評価されています。
常に時代を先取りし、業界に新しい方向性を提示しながら新製品開発に寄与してきた小島は、鳥取県の産業工芸界の振興に重要な役割を果たしたキーマンであったはずですが、1964年に関西へ移ったことや、当時指導を受けた職人達が亡くなりつつあることもあってか、現在ではその名を知る人も少なくなっています。鳥取県の工芸史上では、吉田璋也が主導した戦前戦後の新作民藝運動が有名です。しかし、鳥取県の戦後の産業工芸の展開に果たした役割を考えれば、小島の存在は見逃せません。
本展では、鳥取県工芸史の編纂にも資するべく、小島の仕事の概要を、県内の職人たちが制作した試作品等の現物資料や、小島らが遺した記録写真を中心に紹介します。さらに、小島が鳥取で活動した時代を中心に、その前後の鳥取および日本の産業工芸の動きにも目を向け、国と地方のデザインの動向を比較、再確認できるよう、各時代の代表的な作例や、小島が関心を寄せた有名デザイナーの作品なども紹介します。
*掲載画像について
応接椅子「ピアノン・セット」
鳥取家具工業製品カタログより
開催日 | 2015年02月21日~2015年03月22日 |
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会場 | 鳥取県立博物館 |
会場住所 | 鳥取県鳥取市東町二丁目124番地 地図 |
地域 | 中国 / 鳥取 |
アクセス | [JR鳥取駅からバスで] 砂丘・湖山・賀露方面行 「西町」 下車 約400m 市内回り岩倉・中河原方面行 「わらべ館前」 下車 約600m |
入場料 | 一般=600円 前売り・20名様以上の団体=400円 次の方は無料です。 ○大学生以下 ○学校教育活動での引率者 ○70歳以上の方 ○障がいのある方・要介護者及びその介護者 |
営業時間 | 9:00~17:00 (入館は閉館の30分前まで) *会期中無休 |
イベントURL | http://www.pref.tottori.jp/museum/ |
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