『黄檗―OBAK 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風』
2011年3月15日(火) 9:30 ~2011年5月22日(日) 17:00
- カテゴリ
- 立体・彫刻
- 個展・グループ展・展示会
九州国立博物館では、特別展『黄檗―OBAK 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風』を開催。普段は拝観謝絶とされている萬福寺の彫像2軀が、このたび初めて安置場所を離れ、公開されることになりました。また、長崎・崇福寺の本尊釈迦如来坐像の像内から発見された、銀製の五臓(ごぞう)(釈迦の内臓模型)などの納入品も初公開します。
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イベントDATA
普段は拝観謝絶とされている萬福寺の彫像2軀が、この度初公開します。ひとつは、開山堂の奥深くに祀られる隠元禅師の頂相(ちんそう)(肖像)彫刻。隠元禅師72歳の姿をチーク材から彫り出したもので、像高160cmを超える大きな肖像彫刻です。もうひとつは、禅堂安置の白衣観音(びゃくえかんのん)像。脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)という、日本では奈良時代以降ほとんど採用されなくなった造像技法で造られています。
隠元禅師も絶賛した中国人渡来仏師・范道生作(はんどうせい)の仏像、中国から舶載された仏像、道教や中国の民間信仰にもとづく神像など、強烈なインパクトと異国風の魅力を放つ仏像がずらりと出陳されます。また、長崎・崇福寺の本尊釈迦如来坐像の像内から発見された、銀製の五臓(ごぞう)(釈迦の内臓模型)をはじめとする納入品も初めて公開されます。
萬福寺や黄檗寺院の境内を歩くと、諸堂の内外にはたくさんの扁額(へんがく)や聯(れん)(細長い木板に書かれたもので左右相対して掛けられるもの)が掲げられており、それぞれ黄檗禅の精神を伝えています。隠元禅師と高弟の木庵(もくあん)・即非(そくひ)両禅師のいわゆる「黄檗の三筆(さんぴつ)」をはじめ黄檗宗の高僧はみな書や詩作に長けており、大変珍重されました。重要文化財に指定されている萬福寺所蔵の扁額や聯、額字の原書のほか、法語や詩文など、黄檗高僧の墨蹟もずらりとならびます。
主催
九州国立博物館・福岡県 黄檗宗大本山萬福寺
西日本新聞社 TVQ九州放送
開催日 | 2011年03月15日 09:30~2011年05月22日 17:00 |
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会場 | 九州国立博物館 3階 特別展示室 |
会場住所 | 福岡県太宰府市石坂4ー7ー2 地図 |
地域 | 九州 / 福岡 |
アクセス | ●西鉄「福岡(天神)」駅から西鉄「二日市」駅で太宰府線に乗り換え、西鉄「太宰府」駅下車後、徒歩で約10分 ●JR「博多」駅から鹿児島本線でJR「二日市」駅下車後、 1. 徒歩または西鉄バスで西鉄「二日市」駅へ、西鉄「太宰府」駅下車後、徒歩で約10分 2. タクシーで九州国立博物館まで約15分 3. 西鉄バスで九州国立博物館まで約30分(*1時間に1本運行) |
入場料 | 一 般 1,300円(1,100円) 高大生 1,000円(800円) 小中生 600円(400円) |
営業時間 | 午前9時30分〜午後5時 (入館は午後4時30分まで) |
電話番号 | 050-5542-8600(NTTハローダイヤル午前8時〜午後10時) |
イベントURL | http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s23.html |
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