【特別展】上村松園 生誕140年記念 松園と華麗なる女性画家たち
2015年4月18日(土) ~2015年6月21日(日)
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<山種美術館>
《新蛍》、《砧》、《牡丹雪》など館所蔵の松園作品全18点を一挙公開
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イベントDATA
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」*1
と語った日本画家・上村松園(1875-1949)。2015年は、女性で初めて文化勲章を受章した松園の生誕140年にあたります。これを記念し、松園を中心に、近代・現代日本画壇における女性画家たちに注目した展覧会を開催いたします。
「西の松園、東の清方*2」と並び称され、清らかで端正な女性像を手がけた松園は、近代日本画を代表する重要な存在として位置付けられています。1890(明治23)年、皇室による日本美術の保護と作家の制作奨励のため帝室技芸員制度が設けられ、1944(昭和19)年までに79名が任命されました。松園もその一人であり、男性作家が大半を占める中でその栄誉を受けたことは、女性の社会的な立場や活動の場が限られていた時代ながら、画家として高く評価されていたことを示しています。
本展では、《新蛍》、《砧》、《牡丹雪》など当館所蔵の松園作品全18点を一挙公開いたします。加えて、女性初の帝室技芸員でもあった南画家・野口小蘋晩年の代表作《箱根真景図》(山種美術館)をはじめ、小倉遊亀、片岡球子、北沢映月らの日本画をご紹介いたします。さらに、女性画家研究の蓄積がある実践女子学園香雪記念資料館のご協力により、同館所蔵の小蘋、および奥原晴湖、河鍋暁翠、伊藤小坡、池田蕉園、島成園らの作品を併せて展示いたします。
近年では、社会で華々しく活躍する女性が増えてきています。それでもなお、仕事、家庭、子育て、介護など公私に渡る人生の様々な局面において、どう生きるかという問題に直面している女性は少なくないでしょう。本展では、激動の時代を画家として歩んだ女性としての姿や生き方にも焦点をあてます。それぞれの画家の言葉や作品を通して、そのユニークな視点や多彩な表現をご覧いただきます。
*1 上村松園『青眉抄』「棲霞軒雑記」より
*2 鏑木清方(1878-1972):日本画家。美人画や下町の生活風俗画などを描いた。
*掲載画像について
上村松園
《春芳》
1940(昭和15)年
絹本・彩色
山種美術館
開催日 | 2015年04月18日~2015年06月21日 |
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会場 | 山種美術館 |
会場住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
アクセス | JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅西口より徒歩約10分 恵比寿駅西口より都バス(学06 番 日赤医療センター前行)広尾高校前下車、徒歩1分 渋谷駅東口ターミナルより都バス(学03 番日赤医療センター前行)東4丁目下車、徒歩2分 |
入場料 | 一般1200円(1000円) 大高生900円(800)円 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金および前売料金。 ※障がい者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。 ※きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金(複数の割引の併用はできません。) |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日 月曜日(但し、5/4は開館、5/7は休館) |
イベントURL | http://www.yamatane-museum.jp/ |
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