アンコール・ワットへのみち
2015年7月18日(土) ~2015年8月30日(日)
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<いわき市立美術館>
聖なる場所で人々の信仰を集めた彫像は、時代や人種や宗教等を超えて私たちの心に響くものがあることでしょう。
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イベントDATA
世界遺産の「アンコール遺跡群」には世界中から大勢の観光客が訪れます。そのうち最も有名なのは、カンボジアの国旗にも採用されている、東南アジア最大級の石造伽藍、アンコール・ワットですが、他にも、独特の笑みをたたえた観世音菩薩の四面塔が林立するバイヨンや、「東洋のモナリザ」として著名なデヴァター(女神)像があるバンテアイ・スレイなど、ヒンドゥー教や仏教の寺院が、現在のシェムリアップ市周辺のアンコール地域には数多くあり、建築装飾におけるレリーフ表現が代表的なその石造美術は世界的に高く評価されています。
9世紀から15世紀にかけてインドシナ半島で隆盛を誇ったクメール人によるアンコール王朝時代には、都が置かれたアンコール地域だけでなく、現在のタイやラオスなど、勢力がおよぶ全域にわたって、寺院や祠堂が建てられました。アンコール・ワットやバイヨンなどの、国家安泰の祭儀を執り行う国家鎮護寺院から、地域の人々の信仰を集めた小さな祠堂まで規模はさまざまですが、生きるにあたって自然の影響を大きく受けた時代にあって、神や仏に祈る切実な聖なる場所でした。
今回の展覧会では、そうした寺院等に鎮座していたと考えられる、丸彫りのヒンドゥー教や仏教の神像や仏像を紹介します。アンコール王朝時代の石彫像を中心としますが、それ以前のプレ・アンコール時代のものや、タイやミャンマーなど周辺の彫像、およびインドシナ半島の古陶磁なども併せて展示し、広くインドシナ半島の文化も視野に入れ、豊かな宗教彫刻の世界へと誘います。石彫像は威厳の要素の強いもの、優美なものなど、時代や地域によってスタイルが変わりますが、その変遷を辿れるのが本展の見どころにひとつです。聖なる場所で人々の信仰を集めた彫像は、時代や人種や宗教等を超えて私たちの心に響くものがあることでしょう。
開催日 | 2015年07月18日~2015年08月30日 |
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会場 | いわき市立美術館 |
会場住所 | 福島県いわき市平字堂根町4-4 地図 |
地域 | 東北 / 福島 |
アクセス | JR常磐線・磐越東線いわき駅より徒歩12分 高速バス(東京-いわき線、会津若松・郡山-いわき線、福島-いわき線)平中町バス停より徒歩3分 |
入場料 | 一般 1,000円(800円) 高・高専・大生 500円(400円) 小・中生 300円(240円) ※( )内は20名以上の団体割引料金 |
営業時間 | 午前9時30分から午後5時 (※会期中の金曜日は夜8時まで夜間開館) (入場は閉館30分前まで) 休館日 月曜日(ただし、7月20日および8月17日は開館。7月21日は休館。) |
イベントURL | http://www.city.iwaki.fukushima.jp/kyoiku/museum/020346.html |
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