川端康成コレクション 伝統とモダニズム
2016年4月23日(土) ~2016年6月19日(日)
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<東京ステーションギャラリー>
ノーベル賞文学者・川端康成の蒐集品を軸に、川端の深淵なる美意識の世界に分け入ろうとする展覧会。太宰治が芥川賞受賞を懇願した貴重な手紙も展示。
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イベントDATA
ノーベル賞を受賞した日本を代表する小説家・川端康成は、美術品の蒐集家としても知られています。縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪にはじまり、浦上玉堂の《凍雲篩雪図》(国宝)や、池大雅と与謝蕪村が競作した《十便十宜図》(国宝)などをはじめとする近世絵画、黒田辰秋や加藤唐九郎らの工芸品にいたるコレクションは、伝統的な美に対する川端の審美眼の確かさを物語っています。
川端はまた、モダニズムの芸術に対しても深い理解を示していました。ロダンの彫刻やピカソのデッサンはもとより、古賀春江、草間彌生、村上肥出夫などの作品に対して、若いころから関心を持ち蒐集の対象としているのです。
川端の文学作品においても、『千羽鶴』における志野の水指や楽茶碗、『舞姫」における仏教美術など、伝統的な日本美術作品の登場する小説は枚挙にいとまがないほどですが、モダンアート以降の作品についても同様で、たとえば『古都』では、クレーやマティス、シャガールから、抽象絵画にまでその筆は及んでいます。しかもこうした美術作品が、小説の本質的な部分に関わるようなモティーフとして扱われている点にも注目されます。
今展は、伝統とモダニズムの双方にまたがる川端の蒐集品を軸に、文学作品の展開や文学者たちとの交流をも視野に入れ、その深淵な美意識の世界に分け入ろうとするものです。
*掲載画像について
ロダン《女の手》を見る川端康成
撮影・林忠彦
©林忠彦作品研究室・代表 林義勝
開催日 | 2016年04月23日~2016年06月19日 |
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会場 | 東京ステーションギャラリー |
会場住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
アクセス | JR東京駅 丸の内北口 改札前 (東京駅丸の内駅舎内 ) |
入場料 | 一般 1000(800)円 高校・大学生 800(600)円 中学生以下 無料 *( )内は20名以上の団体料金 *障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料 |
営業時間 | 10:00 - 18:00 金曜日 10:00 - 20:00 *入館は閉館30分前まで 休館日 月曜日(ただし5月2日は開館) |
電話番号 | 03-3212-2485 |
イベントURL | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/ |
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