国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
個展・グループ展・展示会
立体・彫刻
音楽・演劇・芝居・ダンス・パフォーマンス
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

ある現象や仕組みを身近な素材による装置に置き換えるとともに、実践(パフォーマンス)としてそこに身体的に介入する迎英里子の個展。会期中の毎週土曜日・日曜日には午後2時~・4時~・6時~、毎週火曜日は午後6時~は実践として、パフォーマンスをおこないます。

695 0 0 0
アプローチ2 [石油]:迎英里子 個展

【展覧会概要】==================
 2015年に京都市立芸術大学大学院生美術研究科彫刻専攻を修了した迎 英里子(むかい・えりこ・1990年・兵庫県生まれ)は、「物事の理解に近づく方法を模索しています」として、身の周りにある自然や社会の現象(仕組み)などをシステム(装置)に変換します。そして、それは分かりにくい現象や可視化出来ない事象を簡潔に表すことが目的ではなく、その過程にある「理解へのアプローチ」に主眼があるものといえます。
 京都市立芸術大学在学中の制作に見られる、DNA螺旋構造をモチーフとした鉄の彫刻《DNAが開くモデル》(2012)※1 や、植物の開花のメカニズムから発想された《細胞の数の増加による開花》(2013)※2 などは、ある現象や仕組みをモチーフとして、それを手によって再構築するプロセスを持つものです。思考と素材を手によって介在し、制作を通じてモチーフをより身体的に理解しようとするこの行為は、その後、ある現象から抜き出した動作を実際に自身でおこなう「実践(パフォーマンス)」によって、より積極的に身体を介入させるものへと進められています。
 《食肉の流通経路》(2014)※3 や《水蒸気のための舞台》(2015)※4 では、この「無関係と思われた現象に直接的に関わる状況をつくる」こととして、パフォーマンスに取り組んでいます。これは現象を「動作」として取り出し、それを身体によってトレースすることで、対象への「実感」を伴った理解に近づくことができるのではないか、との考えによるものです。これは、ともすれば「無関係」でもある現象への介入により、そこに主体的な関係を持つことであり、「わからない」ことを「完全にわからない状態ではない」とする、「理解」に近づく方法のひとつとして取り組まれています。
 タイトルを「アプローチ[石油]」とする本展では、迎によって会場に設置されたシステム(装置)を用い、会期中の土曜・日曜・火曜と合計20回の実践(パフォーマンス)がおこなわれます。また、それ以外の時間帯には、実践のおこなわれた装置とともに、その記録映像を展示するものです。

【会  期】===================
 2016年3月26日[土] ─ 4月10日[日] 11:00~19:00
 月曜日休廊・金曜日20:00まで・最終日18:00まで

◆実践(パフォーマンス) 【入場無料・予約不要】
 2016年3月26日(土)・27日(日)・4月2日(土)・3日(日)・9日(土)・*10日(日)
 各日14:00~ / 16:00~ / 18:00~

 2016年3月29日(火)・4月5日(火)
 各日18:00~
 *10日(日)は最終日のため、パフォーマンス修了後閉廊予定
 *イベント開催日時は変更する場合がございます。予めご了承ください。



【作品資料】
※1 DNAが開くモデル 2012
https://www.youtube.com/watch?v=RRaRqkRd6DI&list=PL5sWPNtetsCWpx1uvTgNVAdqCuiKsdy_6&index=5

※2 細胞の数の増加による開花 2013
https://www.youtube.com/watch?v=DxqNqjijivs&list=PL5sWPNtetsCWpx1uvTgNVAdqCuiKsdy_6&index=4

※3食肉の流通経路 2014
https://www.youtube.com/watch?v=7ylOlc8WjEg

※4 水蒸気のための舞台 2015
https://www.youtube.com/watch?v=1iwYN4q7KsI

【ステートメント】
私の作品は世の中にある様々な現象をモチーフに、大幅に手を加えて別のシステムに変換しています。
新しく作られたシステムは一見すると何をしているのか、意味がある行為なのかどうかわからない。しかし行われている動作を感覚的にトレースできるため、完全な思考の放棄はされない。観客は宙ぶらりんの状態で、直接的な説明のないまま想像を巡らせます。
実践が終わった時、元になったモチーフの仕組みと観客が体感した動作を重ねあわせると、モチーフに対して知識だけでなく、身体的な実感がほんの部分的にでも得られるのではないかと考えます。

迎 英里子

【作家略歴】
1990年 兵庫県生まれ
2015年 京都市立芸術大学大学院生美術研究科彫刻専攻 修了
2013年 京都市立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻 卒業

展覧会歴
2015年 アキバタマビ21特別展「 捨象考」(3331ArtsChiyoda アキバタマビ21)
2015年 「アプローチ1(original)アプローチ1(archive)」(Alainistheonlyone)
2015年 京都市立芸術大学作品展


開催日 2016年03月26日 11:00~2016年04月10日 19:00
会場 Gallery PARC
会場住所 京都府京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル 地図
地域 京阪神 / 京都
アクセス 阪急河原町駅・三条京阪駅より徒歩15分、地下鉄東西線京都市役所前駅より徒歩5分。三条通・御幸町通の交差点北西角[ル・グランマーブル カフェ クラッセ]店舗内2階
入場料 無料
営業時間 11:00~19:00
月曜日休廊・金曜日20:00まで・最終日18:00まで
電話番号 075-231-0706
イベントURL http://www.galleryparc.com/exhibition
京都府京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル
京阪神・京都
2024/8/24 ~ 2024/9/15
京阪神・京都
2024/6/29 ~ 2024/7/21

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2025年3月15日(土) 11:00

2025年3月23日(日) 16:00
南関東 神奈川

第16回 猫・ねこ写真展 PART2

8名の猫写真家が撮影した写真を展示いたします。 渥美大亮、大森裕、Kiyochan、島村恵美...

開催中 2024年12月16日(月)

2025年5月19日(月)
南関東 神奈川

ポーラ美術館コレクション選 西洋絵画 ...

心をゆさぶるコレクションの名品で辿る、印象派という革命

もうすぐ開催 2025年2月25日(火)

2025年3月2日(日)
京阪神 京都

井上晴雄 絵画展〜日本の原風景を訪ねて〜

夕陽、渓流、花、鉄道、農村はじめ、日本の旅風景を描いた絵画作品25点の展示。ご来場いただく方々...

開催前 2025年5月23日(金)

2025年7月6日(日)
北海道 北海道

Mozu ミニチュア展 ようこそ、ちい...

本展覧会では、Mozuのこれまでの代表作はもちろん、初公開の新作やトリックラクガキ作品など、彼...

このイベントに行きたい人0人