アキバタマビ21 第54回展覧会 「日常のフィクション - 日英アーティスト達が紡ぐ6つの物語」
2016年7月9日(土) 12:00 ~2016年7月29日(金) 20:00
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【展覧会詳細】
「日常のフィクション - 日英アーティスト達が紡ぐ6つの物語」 “EVERYDAY FICTION”
2016 年7 月9 日(土)~ 7 月29 日(金)
開館時間 12:00 ~ 19:00(金・土は20:00 まで)、火曜休場
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イベントDATA
私たちの日常へのまなざしは、フィクションと現実のあいだを行き来しています。インターネット上でプライベートな出来事を見えない他者へ無防備に語る人びと、顔の見えない相手と交わすコミュニケーションの数々。パブリック空間といつどこでもオンラインで繋がることができる環境での私たちの日常の視点は、他者に見られることを意識し続け、まるでコントロールされているかのようです。また、ありふれた日常がいつも非日常と隣り合わせに在ることを、自然による災いや人間の争いの記憶から私たちは学び続けています。繰り返す日々の儚さとむなしさに愛おしさを込めて目の前の景色を注意深く見つめるとき、世界は無数の小さな物語の集合体のように見えます - そこは、夢と現実が曖昧な世界です。私たちは、フィクションと現実の境界を認識することが出来るのでしょうか?
本展は、企画者で参加作家の坂本夏海が日本とイギリスで出会った作家によるグループ展となります。彼らに共通しているのは、在り来たりで繰り返される日常を観察し、そこからフィクションと現実の間を行き来する物語を作るという制作方法です。例えば、身近な人々についてのパーソナルな出来事から見え隠れする問題や歴史。架空の自然災害をもとにした物語。都会の人々が見る「ここではないどこか」の夢。6名の作家は、これらを異なる媒体や手法で観客に開かれたストーリーへと変換させていきます。見過ごしがちな日常の断片を普段とは違う視点で眺め、そこから新たな物語を作ること。それは現実をリアリティーをもって想像するための、ひとつの方法かもしれません。
(企画者 坂本夏海)
●出津 京子/// KYOKO IDETSU ///
1986 年 東京都生まれ、在住。
2009 年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 修了
街で見かけた人々の会話、ソーシャルメディアでの人々の書き込みや家族や友達から聞いた話などをもとに鮮やかな色彩とダイナミックな筆づかいでそれらのエピソードをキャンバスに描く。人々の歪んだ欲望や変わった癖など、彼女の日常を見つめる独特な視点はアイロニーとユーモアにあふれている。
【主な展覧会】
個展
2012 出津京子個展「こないだ見た風景」 Art Center Ongoing、東京
グループ展
2015 「 TERATOTERA祭り2015」 ( 公開制作)、東京
2012 「ここから見える景色は最高」東京都美術館、東京
「青木絵里子・出津京子展」ターナーギャラリー、東京
【作家website】http://kyokoidetsuhp.jimdo.com
●榎本 浩子 //// HIROKO ENOMOTO ///
1986 年 群馬県生まれ、在住。
2011 年 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻洋画研究領域 修了
自身の家族や友人、身近な日々の出来事を主題に、ドローイング、テキスト、オブジェ、写真や映像で構成し、パーソナルな視点で社会との関係性を追求する作品を制作している。別々の思考を持つ個人が、同じテーブルにつき続けることの意味を模索するグループ、泥沼コミュニティとしても活動を続ける。
【主な展覧会】
個展
2016 「 あたらしい朝がきた」ya-gins、群馬
2013 「 話したくないこと 英語の勉強 布団を干す」、小金井アートスポットシャトー2F、東京
グループ展
2016 「 女子美の新星」女子美アートミュージアム、神奈川
【主な受賞】 2015 群馬青年ビエンナーレ 大賞
【作家website】http://etoeat.wix.com/hirokoenomoto
●坂本 夏海/// NATSUMI SAKAMOTO ///
1986 年 東京都生まれ、在住。
2009 年 多摩美術大学絵画学科油画専攻 修了
2014 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン MA ファインアート 修了
記憶と物語の関係について、日常のストーリーをもとに作品を展開させる。祖母の記憶にまつわる
ストーリーを題材にしたドキュメンタリーとフィクションの交ざり合う映像作品を近年制作している。
【主な展覧会】
個展
2012 「unforgettable landscape(pigeon loft)」、遊工房アートスペース、東京
グループ展
2015 「Light Matter」、Cookhouse at Chelsea College of Art and Design, London
2014 「Chelsea College of Arts Postgraduate Summer Show」, London
【主な受賞】
2015 文化庁メディア芸術祭アート部門 審査委員会推薦作品
2014 CCW Artist Moving Image Film Fund, London
2011 第14回 岡本太郎現代芸術賞 入選
【作家website】www.natsumi-sakamoto.com
●ジョーゼフ・ポッパー/// JOSEPH POPPER ///
1986 年 ロンドン生まれ、在住。
2008 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザインBA ファインアート 修了
2012 年 ロイヤルカレッジオブアートMA デザインインタラクション 修了
映像と舞台セットを組み込んだインスタレーションを制作する。様々な国際展に出品し、イギリス内の大学でレクチャーも多数行う。ハンドメイドで舞台装置を作り、撮影を行うワークショップも行っている。
【主な展覧会】
グループ展
2016 「Terminal P」, La Panacée, Centre de Culture Contemporaine, Montpellier
2015 「The Same Face」, The Regency Town House Basement, Brighton, HOUSE 2015
「Extra-Terrestrial: Humans in Space, Cosmic Shorts screening」, The Floating Cinema, London
【作家website】www.josephpopper.net
●平山 真澄 /// MASUMI HIRAYAMA ///
1983 年 岩手県生まれ、東京都在住。
2009 年 ロンドン芸術大学キャンバウェルカレッジオブアーツファンデーション 修了
2012 年 ロンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン BA ファインアート 修了
身の回りに起きた出来事、日々関わる人々とのコミュニケーションを題材に様々な媒体で制作を行う。日常を綴るようなドローイング、写真と日記のような文章をもとに、やがて物語へと展開させる。また、近年は都市の中の自然に興味を持っており、その土地に在る自然とのパーソナルな関わりを型にとらわれない方法で探求している。
【主な展覧会】
個展
2011 「Game in Pimlico Fresh」 , Pimlico Fresh Cafe, London
グループ展
2015 「 ZINESTOP4Tohoku」、岩手
2014 「 七院から」、やまきわ美術館、新潟
【主な出版物】
2012-3「 氷の国のアッシュコーヒー」
【作家website】https://masumihirayama.wordpress.com
●マシュー・ヒギンズ /// MATTHEW HIGGINS ///
1987 年 グラスゴー生まれ、東京都在住。
2011 年 ロバートゴードン大学グレイズスクールオブアート BA ペインティング学科 修了
2014 年 ロ ンドン芸術大学チェルシーカレッジオブアート& デザイン MA ファインアート修了
サイエンスフィクションのような風景のジオラマをすべて手作業で作り、撮影されたデジタル写真作品を制作する。「人類はユートピアへ到達することができるのか」というテーマのもと、人工と自然、デジタルと手作業について探求している。
【主な展覧会】
2012 個展「Matthew Higgins」, Open Door Gallery, Aberdeen, Scotland
グループ展
2014 「Affordable Art Fair」, London
「Chelsea College of Arts Postgraduate Summer Show」, London
「Aberdeen Artists’ Soceity Open Annual Exhibition 2014」, Aberdeen Art Gallery, Scotland
【主な受賞】
2014 ロンドン芸術大学コレクション 買い上げ
2013 Windle Charitable Trust Award
2011 Robert Brough Memorial Scholarship
Arts Complex Studio Prize
【作家website】www.matthiggins87.com
【展覧会詳細】
「日常のフィクション - 日英アーティスト達が紡ぐ6つの物語」 “EVERYDAY FICTION”
2016 年7 月9 日(土)~ 7 月29 日(金)
開館時間 12:00 ~ 19:00(金・土は20:00 まで)、火曜休場
展覧会HP: www.nichijo-fiction.weebly.com、http://akibatamabi21.com
●アーティストトーク:7 月9 日(土)16:30 ~ 17:30
・参加作家による作品紹介とディスカッション(通訳付き)
●オープニングパーティー:7 月9 日(土)17:30 ~
●トークイベント:7 月10 日(日)16:30 ~ 18:00
ゲスト:三田村光土里 氏(美術家)聞き手:坂本夏海(企画者・参加作家)
///三田村 光土里///
美術家。愛知県生まれ。東京在住。
「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに写真や映像、音楽、言葉、日用品など、様々な素材を用いて、個人的な記憶の物語を描き出す空間作品を国内外で発表。近年はアートプロジェクト「Art & Breakfast」を世界各地で開催。http://www.midorimitamura.com
●ワークショップ
・平山真澄によるワークショップ
「アッシュコーヒーと朗読会」
7 月17 日(日)15:00~16:00
作家がアッシュコーヒーをふるまい、参加者と一緒に物語を朗読します。
【参加費】無料 ※お申し込みは不要です。直接会場へお越し下さい。
「氷の国のアッシュコーヒー」ブログ▷https://ashcoffeeblog.wordpress.com
・マシュー・ヒギンズによるワークショップ
「My Dream Island わたしのゆめの島 」
7月24日(日)11:00 〜16:00 (通訳サポートあり)
リサイクル素材を使って自分だけの島を作り、写真を撮ります。
【定員】8名 【参加費】無料
【対象】10歳〜高校生
※材料は会場で用意しています。※汚れてもよい格好でお越しください。
ご予約・お問い合わせ:nsmh.workshop@gmail.com(坂本)
・ジョーゼフ・ポッパーによるワークショップ
「スーパー・ヒューマン」
多摩美術大学の学生との映像制作。
完成した映像作品は展覧会場にて展示予定。
【展覧会場】
アキバタマビ21
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
電話:03-5812-4558
URL: http://www.akibatamabi21.com
アクセス:
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
JR御徒町駅南口より徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
※「アキバタマビ21」は多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。ここは若い芸術家たちが、互いに切磋琢磨しながら協働し共生することを体験する場であり、他者と触れ合うことで自我の殻から脱皮し、既存のシステムや権威に依存することなく自らをプロデュースし自立していくための、鍛錬の場でもある――そうありたいという希望を託して若い芸術家たちにゆだねる、あり得るかもしれない「可能性」の場であり、その可能性を目撃していただく場所である。
開催日 | 2016年07月09日 12:00~2016年07月29日 20:00 |
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会場 | アキバタマビ21 |
会場住所 | 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
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