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マリー・アントワネット
波乱の一生に迫るスペシャルコンテンツ

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ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実

フランス史上、最も神話的な人物の一人である王妃マリー・アントワネット。ヨーロッパ最大の権力の座にありながら、最も不名誉な最期を遂げました。小説家の想像力をはるかに超えた彼女の生涯は、ハリウッドで映画化されるなど、今も世界を魅了してやみません。

ヴェルサイユ宮殿は、マリー・アントワネットが王妃として生涯でもっとも輝かしい時代を過ごした、いわば「思い出の宝石箱」です。

本展は、ヴェルサイユ宮殿が企画・監修する日本で初めてのマリー・アントワネットに関する展覧会で、ウィーンでの娘時代から悲劇的な最期に至るまで、マリー・アントワネットの生涯を200点あまりの美術品や歴史的資料で辿るものです。

フランソワ=ユベール・ドルーエ、ジョゼフ・シフレ・デュプレシといった当時最高の宮廷画家が王妃やその家族たちの肖像画を描きましたが、その中でも注目されるのが、王妃の容貌を正確に捉えて彼女の信頼を勝ち得たエリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン。王立セーヴル磁器製作所による、大理石と見まがう白さの胸像やさらに、当時を代表する高級家具職人ジャン=アンリ・リズネール、ジョルジュ・ジャコブ、ブロンズ鋳造師ピエール=フィリップ・トミールらの手によって、マリー・アントワネットのために作られた最高級の家具も展示されます。

また、マリー・アントワネットは日本の漆器をこよなく愛し、母であるオーストリア大公マリア=テレジアから贈られた小箱のほか、自らもパリの美術商から漆器を買い集めていました。ヴェルサイユ宮殿にはそのコレクションの大部分が残されており、本展ではその一部を展示いたします。

そして、最大の見どころはヴェルサイユ宮殿の中庭に面する、宮殿1 階にある王妃のプライベート空間、「プチ・アパルトマン」の再現です。ここは、王妃の浴室、図書室、居室の3つ続きの部屋で構成されていました。フランス革命後、ヴェルサイユ宮殿の豪華な家具や美術品の多くは競売に付されましたが、ヴェルサイユ宮殿では、買い戻しを進めています。

ヴェルサイユ宮殿以外の場所で、当時のオリジナルの家具などを使い、「プチ・アパルトマン」が原寸大で再現されるのは史上初めてのことです。

展覧会の最後は、王妃の悲劇的な末路を、パリの歴史を専門とするカルナヴァレ美術館の全面協力により貴重な資料で辿ります。幽閉生活をしのばせる資料、実際に王妃が身に
着けていたシュミーズや断頭台に上る際に脱げたとされる靴など、まさに「聖遺物」と呼ぶべき品々を通して、王妃の最期の日々がどのようなものであったかが想起されます。

ヴェルサイユ宮殿の企画監修で、これほどの規模のマリー・アントワネット展が開かれるのは今回が最初で最後となるでしょう。


<掲載画像について>
フランツ・クサーヴァー・ヴァーゲンシェーン
《チェンバロを弾くオーストリア皇女マリー・アントワネット》
1770年以前
ウィーン美術史美術館
Kunsthistorisches Museum, Wien

開催日 2016年10月25日~2017年02月26日
会場 六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー
会場住所 〒106-6150 東京都港区六本木6−10−1 地図
地域 東京 / 港区・文京区(六本木など)
イベントURL http://www.ntv.co.jp/marie/
〒106-6150 東京都港区六本木6−10−1

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