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高山寺の名宝、一挙大公開!今こそ知りたい!鎌倉時代の聖僧・明恵の人生に迫る!
平安絵巻の傑作「鳥獣人物戯画」全四巻、ついに九州初上陸!

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高山寺と明恵上人 - 特別公開 鳥獣戯画 -

京都市の北西に位置し、市内の喧騒を離れて静かにたたずむ高山寺。ここはかつて仏教に関する最先端の情報やモノが集まる活気あふれる場所でした。
それを人並みはずれた行動力と猛烈な情熱で牽引したのが、鎌倉時代はじめに高山寺を中興した明恵上人です。
求道のために耳を切り、釈迦を父と慕うあまりその出生地インド行きを切望するなど、仏道修行にかけた彼のひたむきな生き方は在世時から現代に至るまで多くの人々を魅了しつづけています。

本展は、近年修復を終えたばかりの国宝「鳥獣人物戯画」全四巻をはじめとする高山寺の名宝を一堂にご紹介するほか、同時代を生きた人々との親交を語る品々から稀代の聖僧・明恵上人の実像に迫ります。


◆展覧会構成◆

◇第一章 青年期の明恵 - 釈迦を父として -◇
平安時代・承安3年(1173)、現在の和歌山県有田に明恵上人は生まれました。幼くして両親を亡くし、叔父を頼って京都の神護寺に入った明恵は、幼い頃から釈迦を父と慕い、その誕生の地であるインドへの強い憧れを抱きながら、現実世界への不満を打ち消すように修行にのめりこみました。やがて京都を飛び出し、生まれ故郷の和歌山に戻った明恵は、数人の弟子とともに修行に没頭しました。和歌山での約10年間は、明恵教団の始まりとも言える時期です。

◇第二章 高山寺の歩み◇
建永元年(1206)、明恵34歳のとき、後鳥羽院 ごとばいん より高山寺の地を賜ります。京都と和歌山を点々とする定まらない生活をしていた明恵と弟子たちは、以降ここを拠点として活動します。入宋 にっそう 経験のある僧侶や貴族らとの幅広い交流を通して高山寺には最先端の情報やモノがもたらされ、彼らは精神的にも物質的にも充実した日々を送ります。そして晩年、明恵はついに自らの理想を完成させるに至りました。

◇第三章 明恵追◇
寛喜4年(1232)、明恵は60歳でその生涯を終えます。彼の死後、残された弟子や帰依者たちはその功績を後世に伝えるため、伝記や和歌集の作成、華厳経の写経など、さまざまな事業を行いました。明恵亡きあとも弟子たちによってその法灯は守られ、明恵の死後800年近く経ったいまでも、高山寺には明恵の教えが息づいています。


<掲載画像について>
国宝 鳥獣人物戯画 甲巻(部分)平安時代 京都・高山寺蔵

開催日 2016年10月04日~2016年11月20日
会場 九州国立博物館 3階特別展示室
会場住所 〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2 地図
地域 九州 / 福岡
アクセス http://www.kyuhaku.jp/visit/visit_map.html
入場料 一般: 1,600円(1,400円)
高大生: 1,000円(800円)
小中生: 600円(400円)

*( )内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。
*上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」もご観覧いただけます。
営業時間 9:30分~17:00(入館は16:30まで)

休館日:
10月17日(月)、10月31日(月)、11月14日(月)
電話番号 050-5542-8600(ハローダイヤル)
イベントURL http://chojugigakyushu.jp/
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2

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