ブラジルの光、家族の風景 ~180点のモノクロ作品から見る表現力と精神性~
2016年10月22日(土) ~2016年12月4日(日)
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日系移民写真家・大原治雄の展覧会
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イベントDATA
清里フォトアートミュージアム(所在地:山梨県北杜市、館長:細江英公)は、日系移民として高知県からブラジルへ渡り、アマチュア写真家としてブラジル国内で大変高い評価を得た“知られざる巨匠”大原治雄(おおはら はるお)の回顧展「ブラジルの光、家族の風景」を、2016年10月22日(土)から12月4日(日)の期間で開催いたします。
本展覧会は、2016年6月に大原の出身地・高知県で“里帰り”展として始まった巡回展の最終の地。17歳でブラジルへ出航した神戸港近くの伊丹市へ巡回し、大原の写真集がブラジルから日本へ2009年に初上陸した地・ここ清里で閉幕を迎えます。
ブラジル屈指の写真コレクションを誇るモレイラ・サーレス財団は、日本での大原治雄展開催の機会を求め、2009年に当館へ写真集を寄贈。しかし当時は開催が実現せず、2015年「ブラジル・日本国交120周年」を機会に、ブラジル大使館から再度打診があり、7年越しで、高知県立美術館、伊丹市立美術館、当館の3館での開催が実現しました。
■本展覧会のみどころ ― 180点のモノクロ作品が語るもの
大原は、開拓したロンドリーナの町の発展は記録しましたが、過酷な労働や戦時中の混乱は、いっさい撮影しませんでした。あくまでも生活に根ざし、アマチュアの“農民写真家”を貫いたのです。農業を楽しみ、命を育む大地の恵みに感謝し、そして、新しい物事を学び、想像力を失わないこと ― それが、写真を通して、大原が子どもたちに伝え、残したかったことかもしれません。大原の生涯を支えた写真が湛える豊かな表現力と深い精神性は、時代を超えて、人々の心に響きます。
1999年、大原は家族に見守られながら、89歳で永眠します。治雄と幸夫人に始まった大原家は、現在70人を超す大家族となっています。2008年、日本人のブラジル移民100周年記念の年に、遺族により、オリジナル・プリント、約2万枚のネガフィルム、写真用機材、蔵書、日記など一連の資料が「モレイラ・サーレス財団」に寄贈されました。本展覧会では、同財団のコレクションよりモノクロ作品約180点を展示いたします。
また、幸夫人が亡くなったのち、大原は、9人の子どもたち一人ひとりのために、過去の膨大なネガを見直して編集し、家族の歴史を一冊にまとめた「アルバム帖」を作成しています。1年間暗室にこもって一冊あたり約300枚もの写真を焼き、貼り付け、9冊を仕上げました。本展覧会では、その貴重な「アルバム帖」も展示いたします。
開催日 | 2016年10月22日~2016年12月04日 |
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会場 | 清里フォトアートミュージアム |
会場住所 | 〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545−1222 地図 |
地域 | 甲信越 / 山梨 |
アクセス | 車/中央自動車道須玉I.C.または長坂I.C.より車で約20分 JR/中央本線「小淵沢駅」から小海線「清里駅」下車、車で約10分 詳細: http://www.kmopa.com/?page_id=3258 |
入場料 | 一般800円(600円)/学生600円(400円) 中・高生400円(200円)/友の会・会員 無料 ※( )内は20名様以上の団体料金 ※家族割引あり(2名以上~6名様まで) ※大原治雄の誕生日(11月5日)および山梨県民の日(11月20日)は入館料無料 |
営業時間 | 10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで ※12月1日~4日は10:00~17:00 |
イベントURL | http://www.kmopa.com/ |
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