悦楽の磁器-有田の化粧道具
2016年10月15日(土) 10:00 ~2016年12月4日(日) 18:00
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有田焼創業400年を記念して開催する本展では、江戸時代の化粧道具を通してみる、有田窯業の展開をご紹介します。化粧道具は、日用品ではありますが、華やかで悦楽な容器が多く、非日常を演出してくれるアイテムでもありました。磁器生産がもたらした人々の生活様式の変化とともに、そこから生まれた化粧道具の色とりどりをご覧ください。
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イベントDATA
日本で初めて磁器生産に成功した有田は、400年もの間、磁器生産地としてその技術を連綿と受け継いでいます。有田焼は生産・流通システム、政治的背景、生活様式の変化、そして近代化の波などによって時代の時どきに適応した発展を遂げてきました。17世紀後半には、海外での需要の高まりに応える形で、安定した製品供給を行う生産技術革新が起こります。しかし次第に海外での需要は厳しいものになっていくため、有田は状況に応じて生産の主軸を国内需要にシフトさせていきます。
国内に磁器が広まると、「化粧」にかかる道具類も、とくに紅猪口・紅皿、白粉溶碗・白粉重、嗽碗、油壺は、磁器製が優位に立ち広く浸透していきます。天皇家や大名家の道具として誂えられる高級なものから、庶民層にも手の届く大量生産の安価なものまでという化粧道具の質の広がりは、磁器生産の多様化の一端といえるでしょう。
本展は、化粧道具を通して国内向けの有田窯業の展開を紹介する展覧会です。江戸時代、身分や階層差もしくは個人差によって使う化粧品に違いがあったとしても、化粧道具の形やメイク法には共通する部分がありました。また、化粧道具は日用品ではありますが、華やかで悦楽な容器が多く、非日常を演出してくれるアイテムでもあるのです。磁器生産がもたらした人々の生活様式の変化とともに、そこから生まれた化粧道具の色とりどりをお楽しみください。
開催日 | 2016年10月15日 10:00~2016年12月04日 18:00 |
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会場 | 伊勢半本店 紅ミュージアム |
会場住所 | 東京都港区南青山6-6-20 K's南青山ビル 地図 |
地域 | 東京 / 港区・文京区(六本木など) |
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