国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
絵画・版画
写真
個展・グループ展・展示会
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

浜口作品に加え、現代の二人のアーティストの作品を紹介します。

626 0 0 0
冬の浜口陽三展 色彩のカーテン 濱田祐史、浦佐和子の作品とともに

 繊細な色彩に焦点をあてた浜口陽三の銅版画展を開催します。
 浜口陽三(1909-2000)は戦後パリに定住して本格的に銅版画制作をはじめ、ほどなく国際的に認められる芸術家となりました。浜口は黒の濃淡を細やかに表現する銅版画技法「メゾチント」を独自に習得し、色版を重ねて刷る「カラーメゾチント」へと発展させたことで知られています。
 カラ―メゾチントは基本的に黄、赤、青、黒の4つの版をつくり、それを一枚の紙に重ねて刷ることによってひとつの作品を完成させます。現在のカラー印刷に使われる発色方法と仕組みこそ同じですが、浜口が時間をかけて銅に刻む手加減によって、光と闇を併せ持つ粒子のような、柔らかい色彩のニュアンスが生まれます。
 浜口作品に加え、本展では小企画として現代の二人のアーティストの作品を紹介します。実験的な作品を次々発表している写真家・濱田祐史(1979- )の「C / M / Y」シリーズは、複数の写真の色層を水の中で分解して取り出し、紙に重ね合わせることで再構築した試みです。研ぎ澄まされた感性のもとで瞬時にめぐり合わされた色と形はドラマを内包し、手作業の痕跡も魅力の一部となっています。
 ヘルシンキ在住のテキスタイルアーティスト・浦佐和子(1986- )のドローイングは、自然の美や記憶の中の風景をテーマとし、多くがテキスタイルに使われています。質感の異なったクレヨンを2~3層塗り重ねてから、爪楊枝でひっかいて線や点を描く手法は、銅版画の彫る作業に重なるところがあります。一本一本の線に息吹があり、北欧の風や大地、そのはるかな先に続くような作品です。
 色のかさなりから生まれるそれぞれの物語をどうぞご鑑賞ください。

開催日 2016年12月06日~2017年02月12日
会場 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
会場住所 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催中 2024年11月19日(火) 11:00

2024年12月1日(日) 17:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

アートコンプレックスセンター主催「版は...

アートコンプレックスセンターにて版画作家の企画グループ展を開催いたします。 2014年から開...

開催前 2024年12月16日(月)

2025年5月19日(月)
南関東 神奈川

ポーラ美術館コレクション選 西洋絵画 ...

心をゆさぶるコレクションの名品で辿る、印象派という革命

開催前 2025年3月1日(土) 13:00

2025年3月9日(日) 18:00
京阪神 大阪

キプリスGP2024奨励賞記念企画 天...

2025年3月に個展を開催します キプリスGP2024奨励賞記念企画 天壌個展「毎日が...

開催中 2024年9月14日(土)

2024年12月1日(日)
東京 未定義

両大戦間のモダニズム:1918-193...

*チケットプレゼント* ふたつの世界大戦の狭間にあたる約20年間に焦点を当て、モダニズムの時...

このイベントに行きたい人0人