【美術展・展覧会】大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
2017年3月18日(土) ~2017年6月18日(日)
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オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
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イベントDATA
【画像データ(キャプション:ポンペオ・ジローラモ・バトーニ/《聖家族》/1777年)©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18】
*チケットプレゼント応募締切*
2017年3月12日(日)/5組10名
応募方法は文末に記載
【展覧会の見どころ】
1.進化を続ける、美の殿堂―エルミタージュ美術館―
いくつもの運河や川が流れる水の都、サンクトペテルブルク。1712年からロシア革命後にモスクワへ首都機能が移るまでの約200年間、帝政ロシアの都として栄えたこの街で、ひときわ優雅で壮麗な姿を誇るのが、エルミタージュ美術館です。歴代皇帝の宮殿からなる建物は、100年以上をかけて次々に建設され、サンクトペテルブルクの象徴ともいえる今の姿になりました。
1764年にエカテリーナ2世(在位1762-1796)が取得し、美術館の基礎となったコレクションから、歴代皇帝が国家の威信をかけて収集した美術品、個人蒐集家のコレクションまで、エルミタージュ美術館の所蔵品はおよそ310万点。そのうち絵画作品だけでも1万7千点に及びます。
2014年12月には、創立250年を記念して新しい展示室が公開されました。エルミタージュ前の宮殿広場を挟んで建つ旧参謀本部が大規模に改修され、印象派を始めとするフランス近代絵画の展示室となったのです。モネ、ルノワール、マティス、ピカソなど、これらの作品群は、ロシアの実業家、シチューキンとモロゾフが集めたもので、エルミタージュが世界に誇るフランス近代絵画のコレクションです。
250年の歳月がつくり上げた「美の百科事典」エルミタージュ美術館の進化は、留まるところを知りません。
2.絵画が語る収集の歴史―女帝のコレクションと、彼女を支えた収集家たち―
エルミタージュ美術館の創立は1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)から317点の絵画を取得した年とされています。彼女は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」の意)”と呼びました。
これまでエカテリーナ2世は、ロシアの国力を誇示すためにこれらの作品を購入したというのが通説でした。しかし近年になって、これらはもともと、プロイセン王フリードリヒ2世のためにゴツコフスキーが集めたものの、七年戦争(1756-1763)でプロイセンが敗北したことにより行き場を失い、ロシアとの巨額の取引に巻き込まれたゴツコフスキーが借金の肩代わりに女帝に売却した、ということが明らかになりました。
エカテリーナ2世が34年の治世の間に収集した絵画作品は、約2,500点ともいわれています。彼女は、強大な財力と絵画への深い理解に加え、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールや、美術評論家など、国内外の目利きの助言を参考に精力的に収集を続けました。
本展には、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世(在位1796-1801)が母のために購入したポンペオ・ジローラモ・バトーニの《聖家族》、さらに美術館の形成に多大な貢献をしたパーヴェル1世の息子アレクサンドル1世(在位1801-1825)やニコライ1世(在位1825-1855)が収集した作品も出展されます。絵画収集の歴史や、名画の裏側に隠された想い、皇帝の嗜好などを知ることも、鑑賞の楽しみの一つといえるでしょう。
3.エルミタージュ美術館の決定版 オールドマスターの傑作勢揃い
エルミタージュの1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのなかでも、特に充実しているのが、オールドマスターの作品群です。オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。
サンクトペテルブルクの街を建設したピョートル1世(大帝、在位1682-1725)は、オランダ絵画を大量に購入し、その後エカテリーナ2世は、オランダ、フランドルを中心に、ヨーロッパ絵画の流派をほぼ網羅するコレクションを築きました。これらオールドマスターの傑作は、今もエルミタージュの所蔵品の中核をなすものです。
本展は、出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧していきます。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。
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開催日 | 2017年03月18日~2017年06月18日 |
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会場 | 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階) |
会場住所 | 東京都港区六本木6-10-1 地図 |
地域 | 東京 / 港区・文京区(六本木など) |
アクセス | 東京メトロ 日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩0分(コンコースにて直結) 都営地下鉄 大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩4分 都営地下鉄 大江戸線「麻布十番駅」7出口 徒歩5分 東京メトロ 南北線「麻布十番駅」4出口 徒歩8分 |
営業時間 | 午前10時-午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで) ※入館は閉館の30分前まで 休館日:5月15日(月) |
電話番号 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
イベントURL | http://hermitage2017.jp/outline.html |
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