【美術展・展覧会】美術の中のかたち - 手で見る造形 青木千絵展 漆黒の身体
2017年7月8日(土) ~2017年10月15日(日)
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1989年から続く本展では、視覚中心の美術鑑賞を問い直してきました。今回は、漆を素材として身体を表現する青木千絵(1981- )の作品を通して、かたちを体験します。
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イベントDATA
【画像キャプション:青木千絵《BODY 10-1》(部分)2010年】
*チケットプレゼント応募締切*
2017年7月9日(日)/5組10名
応募方法は文末に記載
兵庫県立美術館では、美術鑑賞の機会が少ない目の見えない方にも作品をたのしんでいただくために、1989 年から「美術の中のかたち-手で見る造形」展を開催してきました。今年で28 回目となる本展では、漆を素材として身体を表現する青木千絵の作品を展示します。
身体は私たちにとってもっとも身近なかたちです。毎日触れている日常的な身体が、青木の作品においては不思議な抽象形態と融合しています。それは静かに横たわり、ドロリとした塊に呑み込まれているような、あるいは、艶やかな球体に変形しているような印象的なかたちです。
かたちに加えて、乾漆技法と呼ばれる漆の立体造形の技法で制作されていることも作品の大きな特徴です。麻布で下地を形成し、さらに漆を段階的に塗り重ねる50 を超える工程には長い時間と手間が必要です。とりわけ、作品に用いられている「鏡面仕上げ」においては、小さな凹みですら滑らかな表面を損なってしまうため、原型を作る工程から完成に至るまで神経を研ぎ澄ませて制作が行われます。慎重に手のひらで確認し、砥石や木炭を使って仕上げられた作品に触れることは、作家が制作と向き合った時間を共有することに通じます。素材とかたちを通して、人間の存在を探求する作家の試みは、視覚からだけではなく、触覚から感じとることができるでしょう。
☆本展のみどころ
○出品作品の一部をさわって素材とかたちを鑑賞する展覧会です。
○日用品ではなく彫刻作品の素材として漆が使用されています。
○両手のひらで包み込むことができる小さな作品から、等身大の作品まで展示します。
☆青木千絵 略歴
1981 年 岐阜県生まれ
2005 年 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科卒業(日本漆工奨学賞受賞)
2006 年 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科修了
2010 年 金沢美術工芸大学大学院博士課程後期美術工芸研究科 工芸研究領域漆・木工コース修了(大学作品買い上げ)
現在、石川県在住
【主な個展】
2006 年 青木千絵展(ギャラリー手/東京)
2007 年 青木千絵展(ギャラリー手/東京)
2010 年 青木千絵展(ガレリア フィナルテ/愛知)
2011 年 URUSHI BODY 青木千絵展(INAX ギャラリー2 /東京)
【チケットプレゼント応募方法】-------------------------------------------------
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開催日 | 2017年07月08日~2017年10月15日 |
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会場 | 兵庫県立美術館 |
会場住所 | 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 地図 |
地域 | 京阪神 / 兵庫 |
アクセス | 阪神岩屋駅(兵庫県立美術館前)から南に徒歩約8分 JR神戸線灘駅南口から南に徒歩約10分 阪急神戸線王子公園駅西口から南西に徒歩約20分 JR三ノ宮駅から、阪神バス「HAT神戸行き」、神戸市バス「101系統」「29系統」にて約15分、「県立美術館前」下車すぐ 地下駐車場/乗用車80台収容・有料 ※ご来館はなるべく電車・バスをご利用ください |
入場料 | 一般:500(400)〈300〉円 大学生:400(300)〈200〉円 70歳以上:250(200)〈150〉円 高校生以下:無料 ※( )は団体料金(20名以上) 〈 〉は特別展セット割引料金 ※障がいのある方とその介護の方1名は無料。 |
営業時間 | 午前10時-午後6時 (特別展開催中の金・土曜日は午後8時まで) ※入場は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(ただし7月17日、9月18日、10月9日は開館)、7月18 日(火)、9月19日(火)、10月10日(火) |
イベントURL | http://www.artm.pref.hyogo.jp |
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