―描かれた神戸・大阪― 阪神名勝図絵と青山政吉
2019年4月13日(土) ~2019年6月30日(日)
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本展では、平成27(2015)年に当館に寄託された、芦屋や西宮をはじめとする阪神間を描いた作品全55点を一堂に展覧いたします。
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【画像キャプション:《甲子園球場》青山政吉画(平成2(1990)年)芦屋市立美術博物館寄託】
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2019年4月14日(日)/8組16名
※さらに追加、2組4名様分ポイント交換でプレゼント!
応募方法、ポイント交換(抽選)は文末に記載
神戸・大阪間が現在のように発展してきた端緒となったのが、鉄道の発達でした。なかでも明治38(1905)年に開通した阪神電鉄沿線は住宅地として急激に開発されます。『市外居住のすヽめ』によって「健康地として最良」と紹介された阪神間には、良好な住環境を求めて移住する人たちが増えていきました。その頃の阪神間の景観を描いたのが《阪神名勝図絵》であり、大正5(1916)年に大阪朝日新聞に連載記事として掲載された後、30点からなる彩色木版作品として出版されることとなります。描いたのは、赤松麟作を筆頭に野田九甫、水島爾保布、幡恒春という大阪朝日新聞に所属していた画家達と大阪朝日新聞記者の永井瓢齊で、実際に芦屋や宝塚、六甲山など現地に取材旅行に出かけ、何気ない地域の景観を穏やかな筆致で描いています。こんにち想像する洗練された阪神間のイメージではない、牧歌的ともいえる大正初期の地域の面影が描き込まれているのです。
一方、大正9(1920)年、大阪で料亭を営む家に生まれた青山政吉は、京都市立絵画専門学校で日本画を学ぶかたわら、黒田重太郎のもとで洋画を学びます。卒業後、小学校の美術教員となりますが、小学校校長らの尽力によって渡欧を果たし、帰国後、水彩画を描き始めます。日本画と洋画を共に修得した青山政吉にとって、水彩画は、日本画の繊細さとダイナミックな洋画の双方の特徴を発揮できる格好の技法でした。日本全国の景色を描いた青山政吉ですが、本展では、平成27(2015)年に当館に寄託された、芦屋や西宮をはじめとする阪神間を描いた作品全55点を一堂に展覧いたします。
両作品では、木版画と水彩画との違いこそあれ、ともに阪神間の風景を題材にしています。それぞれに異なる風景画の魅力をご紹介いたします。
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開催日 | 2019年04月13日~2019年06月30日 |
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会場 | 芦屋市立美術博物館 |
会場住所 | 兵庫県芦屋市伊勢町12-25 地図 |
地域 | 京阪神 / 兵庫 |
入場料 | 一般:500円(400円) 大高生:300円(240円) 中学生以下:無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※ 高齢者(65歳以上)および身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方ならびにその介護の方は各当日料金の半額 |
営業時間 | 午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日:月曜日(ただし4月27日(土)~5月6日(月・祝)は開館、5月7日(火)は休館) |
イベントURL | http://ashiya-museum.jp/ |
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