企画展「やきもの王国-中世猿投窯と常滑窯-」

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カテゴリ: 工芸・陶芸・民芸; 立体・彫刻; 個展・グループ展・展示会

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常滑窯は、12世紀前葉に猿投窯の技術に影響を受け、無釉の碗・皿類である山茶碗の生産によって成立しました。後に、渥美窯の影響を受けて大型の壺・甕が生産され、中世を代表する窯業地となりました。
本展では、中世の常滑窯を代表する作品を展示紹介し、やきものから窯業大国“愛知”の源流を検証していきます。

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【画像キャプション：「三筋壺」今宮神社蔵】

＊チケットプレゼント応募締切＊
2020年1月19日（日）／5組10名
応募方法は文末に記載

　古代から中世前期まで続いた「猿投窯」の技術は、周辺窯業地へ伝わり影響を与えました。その中でも、常滑窯、瀬戸窯は日本六古窯にも数えられ、現在まで続く愛知県の窯業として継承されています。

　常滑窯は、12世紀前半に「山茶碗」と呼ばれる無釉の碗類の生産により成立し、12世紀中頃には渥美窯の壺・甕生産の技術導入を受け、後の常滑焼の代名詞となる大型の壺・甕の生産が始まったと考えられています。鎌倉幕府の成立に伴い、常滑窯製品の生産量は飛躍的に増加し、都市鎌倉を中心に全国的に流通することとなりました。また、平安時代の終わりから鎌倉時代には、京都・鎌倉の寺院の他、旧尾張国の熱田神宮などに供給する瓦生産も担っていました。その一方で、六古窯の信楽窯（滋賀）や丹波窯（兵庫）、越前窯（福井）などの壺・甕生産は、常滑窯の技術がその礎にあったことが明らかになっています。

　本展では、「三筋壺」(京都今宮神社蔵/京都国立博物館管理)のほか、『牡丹文経筒外容器』（県有形（工芸）/愛知県陶磁器美術館）、『折り端灰釉甕』（とこなめ陶の森蔵）など、中世（12～13世紀）のやきものから窯業大国“愛知”の源流を検証していきます。

　また、企画展「やきもの王国」×柴川敏之(美術家)コラボレーション企画「未来からの扉～2000年後のやきもの王国へようこそ！」を同時に開催します。

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開催日	2020年01月18日～2020年03月22日
会場	高浜市やきものの里かわら美術館
会場住所	愛知県高浜市青木町9-6-18 地図
地域	東海 / 愛知
入場料	高校生以上：400円(320円) 中学生以下：無料 ※（）は前売り、高浜市内居住者ほか料金 ※前売り販売期間：12月18日（水）～ 1月17日（金） ※その他各種割引あり
営業時間	10:00～17:00 観覧券販売は16:30まで休館日：月曜日、火曜日、2月12日（水）、2月26日（水） ※ただし2月11日（火・祝）、2月24日（月・祝）は開館
イベントURL	http://www.takahama-kawara-museum.com