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高島が行った採集活動をその遺品から探るとともに、彼のコレクションがたどった経過、さらにはコレクション研究の現状を紹介。

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特集展示「蒐集家・高島唯峰―明治期考古学の遺産―」

【画像キャプション:深鉢形土器 千葉県市川市堀之内貝塚 縄文時代後期前半 大阪歴史博物館蔵】

 明治時代、日本の考古学はまだ古物趣味や珍品目当ての蒐集などと未分化な状態にありました。高島多米治(1866-1960、号:唯峰)は、そんな時代に関東地方を中心に採集活動を行った人物です。
 高島は東京銀座で歯科医を営むかたわら、縄文時代の貝塚出土品を収集・蒐集することに熱中していました。時には東北地方にまで足を運んでいたようです。いまとなっては彼が集めた出土品の正確な数を知ることは難しくなってしまいましたが、およそ1万点に届くとみられます。現在、そのうちの約7千点が大阪歴史博物館に収められています。
 なぜ高島が集めた関東や東北地方の蒐集品が大阪にあるのでしょうか。そこには滋賀県長浜市にあった鍾秀館(下郷共済会)という大正時代の私立博物館が深くかかわっていました。
 今回の展示は、高島が行った採集活動をその遺品から探るとともに、彼のコレクションがたどった経過、さらにはコレクション研究の現状を紹介するものです。

開催日 2021年01月13日~2021年03月22日
会場 大阪歴史博物館
会場住所 大阪市中央区大手前4-1-32 地図
地域 京阪神 / 大阪
入場料 常設展示観覧料でご覧になれます。
大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。
営業時間 午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで

休館日:火曜日
※ただし、2月23日(火・祝)は開館、2月24日(水)は休館
イベントURL http://www.mus-his.city.osaka.jp/
大阪市中央区大手前4-1-32

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