山口幸士「日々」
2021年8月6日(金) ~2021年8月23日(月)
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山口が独自の視点により日常的な風景を描いた最新作を多数発表
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イベントDATA
現在は東京を拠点とする山口は、2015年に渡米し3年間ニューヨークで活動していました。現地でアーティストのアシスタントをしながら、自身もアーティストとして活動し、コラージュやドローイング、風景画などの作品を発表してきました。
・すべての作品の原点はスケートボード
山口の作品はどれも、自身が長年続けてきたスケートボードが原点にあると言います。
初期の作品では、公園、噴水、橋の下といったスケーターたちの間で有名なスケートスポットを描き、支持体には水彩紙とその場所に落ちていた紙切れを貼り合わせた紙が使われていました。
画材を抱えてスケートボードで移動し、そのスポットの魅力を描くというスタイルは、「街のどこでも遊び場になる」というスケートボーダーらしい向き合い方でした。
・ストリートカルチャーから何気ない日常の風景へ
2017年に怪我をし、スケートボードから一旦離れた山口。それをきっかけに、山口の視点は屋外の壁、部屋の花瓶、住宅街の家々などへと変化していきます。現在は、自転車で出かけた先の身近な風景を撮影し、キャンバスの上で絵に起こしていく手法をとっています。
・「記録」と「記憶」が混ざり合う山口独自の筆致と視点
山口が描く曖昧な輪郭と流れるようなタッチで構成された絵は、写真という記録と自身の記憶が混ざり合い、鑑賞者の記憶のなかにある風景とも呼応します。場所の持つ記憶や痕跡をフラットな視点で見ることで、その土地の背景にある本質を捉えるという山口の絵画の目的は、スケートスポットを題材にしていた初期の作品から一貫しているのです。
山口が敬愛するジョルジョ・モランディや赤瀬川原平といったアーティストたちは、固定概念を外した視点でよく視る、というアプローチによって、世界の本質を掴もうとしました。山口は、写真の記録と自分の記憶によって象られた日常の何気ない美しさを捉えることで、世界の本質を描き出します。
本展では、山口が独自の視点により日常的な風景を描いた最新作を多数発表いたします。ぜひ会場でご覧ください。
開催日 | 2021年08月06日~2021年08月23日 |
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会場 | OIL by 美術手帖 |
会場住所 | 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
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