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between the artsによるアートコレクターの展覧会第三弾

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KONDO COLLECTION「我我」展

本展覧会は、アートコレクターであり茶人でもある近藤俊太郎のコレクションからセレクトされた作品を展示いたします。

展覧会タイトル「我我(がが)」は無我や自我を超えたところにある概念を指す近藤による造語であり、自作の茶杓につけた名前に由来します。「我」という語が示すように、本展は、コレクターの「我」、作家の「我」、そして作品それ自体に宿る「我」がせめぎあい、重なり合う空間となっています。

「我我」展は、大きくふたつのパートに分けられますが、すべての作品の導入となる赤い茶道具は「我我」を象徴的に示すものといえるでしょう。1階では赤を基調とした絵画作品、続く2階ではデジタル・アートあるいはインターネット・アートと呼ばれるジャンルの作品をご覧頂きます。いずれも、明確な対象や具体的なイメージを持たない抽象的な作品であり、見る側、つまり「我」の状態によって鑑賞体験が変容する作品となっています。

1階で展開される「赤」の抽象絵画は、赤が自らのイメージカラーだという近藤の趣味が反映されています。松下徹による重力や回転、放電といった自然現象を絵画に導入する描写、山口歴や中⻄伶はストリート・アートにおけるストロークの再解釈など、「赤の抽象絵画」の多様さは、赤という色がもつ多様な意味を感じさせます。近藤が赤という色について、パワフルさやポジティブな熱量を表現していると述べるように、1階はエネルギッシュな空間となりました。また、2階には、⻑くデジタル、そしてインターネット関連の仕事に従事してきた近藤が、自らの生業との関連で選んだ作品群が並びます。ラファエル・ローゼンダールはうつろいやすいデジタルの無形のイメージを物質的に表現し、日常的なモチーフを大量の絵の具を用いて描く仲は、大衆の「買い物」に対する考え方を刷新したフリマアプリのアイコンを絵画作品として提示します。

近藤はコレクションにおいて、作家のパーソナリティ=「我」と作品の印象が一致している作品に惹かれるといいます。そうして選ばれた一見ばらばらに見える作品も近藤のパーソナリティによってつながり、本展覧会は大きな一枚のポートレートとしてコレクターを写し出しているのです。

■出展アーティスト(敬称略)
香月 恵介、田中 雅文、中西 伶、仲衿香、baanai、俵藤 ひでと、平瀬 ミキ、松下 徹、南 依岐、山口 歴、山本 捷平、Rafael Rozendaal

開催日 2021年09月03日~2021年09月20日
会場 between the arts gallery
会場住所 東京都港区元麻布2-2-10 地図
地域 東京 / 港区・文京区(六本木など)
営業時間 12:00 ~18:00
東京都港区元麻布2-2-10

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