大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!
2021年11月16日(火) ~2022年1月16日(日)
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ジャンルを超える、国境を超える、世代を超える
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イベントDATA
【画像キャプション:《アンデスの汽車》1997-98年 東京ステーションギャラリー蔵】
*チケットプレゼント応募締切*
2021年12月5日(日)/5組10名
応募方法は文末に記載
絵画、漫画、イラストレーション、絵本・・・。タイガー立石(本名・立石紘一/1941~98年)は、様々なジャンルで活躍したアーティストです。縦横無尽にジャンルをまたぐそのスタイルは、世代を越えて今日の若いアーティストにも刺激を与え続けています。
立石は太平洋戦争の始まった1941年に、筑豊の炭鉱の街・伊田町(現・福岡県田川市)で生まれました。戦後は漫画や映画を愛する少年として育ち、1961年に大学進学のために上京。1963年に前衛芸術の牙城であった読売アンデパンダン展で、玩具や流木などを大画面に貼り付けた作品を発表し、頭角を現します。その後、時代や社会のアイコンを大胆に引用した絵画を制作し、和製ポップ・アートの先駆けとして高く評価されます。1965年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」の筆名を用いて漫画の連載を手がけます。台詞のないナンセンス漫画は国境を越え、海外の雑誌でも紹介されました。
日本での活躍が期待されていたさなか、立石は突如イタリアに移住。1969年から13年間にわたりミラノを中心に活動します。イタリアでは漫画を応用し、画面をコマ割りにした絵画を精力的に描きます。そのSF的な世界や独特の画風はイタリアの美術界だけでなく、建築・デザインの世界からも注目されます。当時、ラジカルな建築・デザイン運動を先導していたエットレ・ソットサスやアレッサンドロ・メンディーニらと協働し、卓越したイラストレーションの仕事を残しました。
1982年に帰国すると、自作の漫画を編纂した『虎の巻』を刊行する一方、絵本の制作にも着手し、視覚的な遊びを盛り込んだ絵本を多数手がけ、好評を博します。絵画では、大衆的なイメージや、明治・大正・昭和といった歴史を振り返るモチーフをとりあげ、パロディにみちた大作も描きました。また、軸物や巻物など伝統的な絵画形式にも挑戦し、多彩な才能を発揮しています。
立石の作品では、芸術とサブカルチャー、西洋/東洋、過去/現在/未来といった区別は無効になり、世界のヒエラルキーが徹底的に解体されています。目にしたありとあらゆる世界を、作者の画力によって奇想天外な時空間の中に繰り返し引用、再編し、多次元的なものへと拡張していくのが、まさに「立石ワールド」なのです。
1998年に立石は56歳でこの世を去りましたが、2021年は生誕80年を迎える記念の年となります。この節目に、埼玉県立近代美術館とうらわ美術館は本展を共同で開催し、タイガー立石という特異なアーティストを大規模に振り返ります。
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開催日 | 2021年11月16日~2022年01月16日 |
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会場 | 埼玉県立近代美術館 |
会場住所 | さいたま市浦和区常盤 9-30-1 地図 |
地域 | 南関東 / 埼玉 |
入場料 | 一般 1,100円(880円) 大高生 880円(710円) 中学生以下 無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下と障害者手帳を提示の方(付き添い1名を含む)は無料 ※併せてMOMASコレクション(1階展示室)も観覧できます |
営業時間 | 開館時間: 10:00〜17:30 (最終入場時間 17:00) 休館日:月曜日、12月27日~2022年1月6日 ※ただし2022年1月10日は開館 |
イベントURL | https://pref.spec.ed.jp/momas/great-tiger-tateishi |
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