語りの複数性
2021年10月9日(土) ~2021年12月26日(日)
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物事を語る方法は、人の身体の数だけ存在する―訪れる人の想像する力を借りて、鑑賞することがそれぞれの独自の体験として立ち上がる展覧会
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イベントDATA
視覚を使わずに見る人、手話を使って話す人がいるように、人の身体の数だけさまざまな形態で存在する “語り”。本展では、見えない“語り”を自分の経験として受け取り、表現するさまざまな試みを描いた作品を通して、訪れる人の想像する力を借りて、鑑賞することがそれぞれの独自の体験として立ち上がる場をつくります。
1. フィクションであり、ドキュメント―さまざまな形態で“語り”を表現する作品たち
8名の作家による写真、絵画、模型、描譜、映像、音といったさまざまな形態の作品は、全体像を把握するための情報が予めないことが特徴です。完全に情報が揃っていないからこそ、想像する余地があり、鑑賞者それぞれの“想像力”によって、同じ作品から複数の、鑑賞者独自の体験が生み出されます。 ※各作品については後述。
2. 鑑賞者の想像を後押しする展示空間の会場構成を、建築家・中山英之が担当
建物というのは、名前のつけられた、定まった用途を与えられた場所の集まりです。
今回の会場構成は、そんなまとまりのなかに、できるかぎりそうではない可能性としての複数の場を、探り当てていくような時間でした。ひとつに思えていた世界が、もしかしたらそれぞれに異なる受容体としての私たちの数だけ、少しずつ違ったかたちで複数ある。この展覧会のそんな想像力に、重なり合うような空間であったらと願っています。
3. 川内倫子の写真絵本『はじまりのひ』を目が見えない人たちが表現する試みを展示
目が見える人と見えない人が集まって、バラバラな「見方」を持ち寄ることで、自分なりの写真を見る経験を立ち上げることを目的に、読書会を行いました。展示会場では、目が見えない4人が読書会のなかでとらえた『はじまりのひ』を、言葉や言葉以外の方法で展示します。
各作家の作品について
大森克己、岡﨑莉望、川内倫子、小島美羽、小林紗織、百瀬 文、山崎阿弥、山本高之、以上8名の作家の出展作品については、別紙プレスリリース内で詳しくご紹介しております。
開催日 | 2021年10月09日~2021年12月26日 |
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会場 | 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2及び交流スペース |
会場住所 | 東京都渋谷区神南1丁目19-8, 渋谷区立勤労福祉会館1F 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 開館時間:11:00-19:00 *百瀬文の作品は、30分毎の入れ替え制で上映します(毎時0分/30分開始、上映時間25分)。途中入場はいただけません。 休館日:月曜日 |
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