『マリー・ロージー展』~予測不能な画家・終わりのない変革~
2021年12月15日(水) ~2021年12月26日(日)
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高祖父ポール・セザンヌの魂を継承する
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イベントDATA
「近代絵画の父」ポール・セザンヌを高祖父に持つフランスの画家、マリー・ロージーの日本初となる展覧会「マリー・ロージー展〜予測不可能な画家・終わりのない変革〜」が幕を開けた。
マリー・ロージーは、1961年、フランス・マルセイユ生まれ。セザンヌから数えると5代目になるが、マリーがセザンヌのDNAを色濃く受け継いだと言われている。小学校の美術教師としても、30年に渡り子供の成長に果たす美術教育のあり方を研究してきた。
マリー・ロージーの画に感銘を受けたという、元バレリーナで女優の草刈民代は「すごい発想の人ですよね。今まで見たことがない、というのが第一印象です」と、熱く語る。抽象的な中からも、この画を見て読み解いていくことが、絵画を鑑賞することなのだと知り「ハッとします。強烈さを感じました」と言う。
一見不思議な画が並ぶ。疾走感が強く、画面の中で時空を超えて物事が進んでいるようにも見えるし、反対に止まっているものもある。そこには命の短さ、時の流れが描かれているのだ。そうかと思えば、美しい少女の上に落書きのような画が重なる。この線の意味は何なのか、空想が止まらない。1枚の画から、どこまでも可能性が広がっていく。凝り固まった感性で見るのではなく、頭を揉みほぐして、柔らかくしてから見るのが良さそうだ。
草刈は、1枚の猫の画の前で足を止めた。「人々がサッカーに熱狂している。そこで世の中とは関係なく凛としている姿から、感じるものがありますね」と、作者が発するメッセージを受け止める。
相反するものを1つの画面に入れたいというのが、マリーの考えだという。この時代の画家として、自分の作品を通して、社会に貢献したい、問題意識を投げかけたい。画に言葉はないけれど、感じて、想像してもらいたい、という思いが、どの作品にも必ず含まれている。
子供が見れば、豊かな発想で、意外な感想を教えてくれるかもしれない。多様なモチーフを描いた、原画約70点が公開されている。クリスマスの時期、幻想的な世界に触れてみてはいかがだろうか。
開催日 | 2021年12月15日~2021年12月26日 |
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会場 | 代官山ヒルサイドフォーラム |
会場住所 | 東京都渋谷区猿楽町18−8 ヒルサイドテラスF棟 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 一般500円/大学生以下無料 |
営業時間 | 11:00〜19:00(最終入場18:30) |
イベントURL | http://www.art-obsession.co.jp/691 |
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