須藤絢乃「Anima / Animus」
2022年1月7日(金) ~2022年1月30日(日)
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写真家・須藤絢乃の個展
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イベントDATA
須藤絢乃は被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、少女漫画のカラー原稿と写真の狭間にあるような作品を発表している写真家です。行方不明の少女たちを題材にした《幻影》(2013)で、2014年キヤノン写真新世紀グランプリを受賞し、一貫して仮想世界と現実を行き来するようなシリーズを展開しています。
本展では、キヤノンのドリームラボで印刷された限定版写真集の刊行を記念して、2015年に逝去した画家、金子國義氏の自宅で、2019年に取り壊される直前まで撮影した「Anima / Animus」シリーズを展覧いたします。
折に触れて、⾦⼦⽒の作品世界との接点を指摘されていた須藤は、「金子先生に会いに行かなければならない」という強い思いを抱えていました。しかし、遂に対面の機会が訪れたその矢先、金子氏はこの世を去ります。本作は、「その機会がもうこの世界に微塵も存在しない、という残酷な事実」(椹木野衣による『Anima / Animus』寄稿文より)が作家を駆り立て、金子氏の関係者たちの協力のもと制作が叶った作品です。
写真集のタイトルである、Anima (アニマ)は 男性の無意識内にある⼥性的な側⾯、Animus (アニムス)は⼥性の無意識内にある男性的な側⾯という意味があり、日本語では、「魂」という言葉があてられます。金子國義氏が描いてきた魅惑的な人物たちは、内なる魂の、いわば氏の分身の姿とも言えます。またそれらが日々生み出された「金子國義の家」には、半世紀以上の月日をかけて地層のように重なった数え切れないオブジェクトの⼀つ⼀つに⾦⼦⽒の愛と魂の吐息がかけられて、美しい亡霊のように訪れる人々の魂を誘います。須藤はその目に⾒えない「アニマ/アニムス」を擬⼈化し、ポートレートという手法を用いて、滅びゆく美しい部屋の中に宝石のように散りばめられていた魂の鱗片を今回発表する作品群「Anima/Animus」の中に収めました。
そして本展は、渋⾕区恵⽐寿のNADiff a/p/a/r/tと同じビルにあるアートギャラリーMEMで開催の須藤絢乃展「VITA MACHINICALIS」と同時開催となります。2つの展覧会は、3階MEMではバーチャルとリアルのあわいに揺らぐ美しさを探り、地下NADiff Galleryでは死や無意識の世界と生や意識の世界の間に揺らめく美しい存在を写し出した、対照を成すような展覧会です。作家の最新作をご覧いただける2つの展覧会に、ぜひご期待ください。
開催日 | 2022年01月07日~2022年01月30日 |
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会場 | NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Gallery |
会場住所 | 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 店休日|1月11日(火)、17日(月)、24日(月) 営業時間|13時~19時 |
イベントURL | http://www.nadiff.com/ |
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