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アートと本が融合したブックアートの世界。日本を代表するブックアーティスト・太田泰友の新作個展

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太田泰友の標本室

銀座 蔦屋書店は5周年を記念して、メディアとしての本のあり方が大きく変化している現在―「物質」としての本が辿り着く一つの未来を提案する展示企画として、テキストや印刷、製本など本がもつ様々な要素から、本をアート作品として紡ぐ「ブックアート」を実践する日本を代表するアーティスト・太田泰友の新作個展を開催いたします。

太田泰友は、美術作品としての本の歴史が脈々と受け継がれるドイツで、ブックアートの最高学位であるマイスターシューラー号を取得した初めての日本人アーティストです。どんなものでも本に仕立てられる高度な製本技術とやわらかな感性によって織りなす独自のブックアート作品の数々は、これまでハーバード・ライブラリー、ドイツ国立図書館、うらわ美術館など国内外の美術館、図書館、アートギャラリーに収蔵されてきました。
2017年には日本に活動拠点を移し、ウィリアム・モリスにはじまる総合芸術としての本のあり方をさらに拡張しながら、「ブック」と「アート」をつなぐ前人未到の作品世界を追求しています。2020年の「ポーラ ミュージアム アネックス展2020-真正と発気-」展では、椅子やテーブル、フォークや鏡など、身の回りの家具に本が寄生するオブジェ作品群「Book Para-Site」を発表しました。「本」をアートの題材にする彫刻家や前衛芸術家が見落としてしまうような小口やミゾ、チリや花布、スピンやノンブルなど、書籍の細部に宿る本らしさに、太田泰友は「ブック」と「アート」が出会う結節点を見出し、作品を紡ぎます。

「太田泰友の標本室」と題された本展は、太田泰友が2017年の帰国以降、取り組みつづけているブックアートの可能性をまとめ、標本室のように総覧できる展覧会です。銀座 蔦屋書店という本の森の中で、本がサナギのように木の枝に身を寄せる「Pupal」シリーズをはじめ、「Book Para-Site」から派生した新作、そして過去の代表作品を展示・発表いたします。
本でありながら本ではない、そのあいまいなところを極めて美しい本に仕立てたブックアートの世界、本の異形、本の異体、本の標本をご覧ください。

開催日 2022年04月01日~2022年04月22日
会場 銀座 蔦屋書店 アートブックフロア
会場住所 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
入場料 無料
営業時間 営業時間はHPをご覧ください。※最終日のみ17:00終了
イベントURL https://store.tsite.jp/ginza/?_ga=2.168242786.238061103.1648387055-1728257013.1620807240
東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
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