多摩美術大学美術館コレクション展 みつめる×かんがえる そうぞうのマテリアル
2022年4月2日(土) ~2022年9月4日(日)
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紀元前の遺物から近現代の作家まで。4つの素材「水・木・金・土」の特性と表現のつながりを探る展覧会。
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イベントDATA
本展では多摩美術大学美術館コレクションから、4つのマテリアル「水・木・金・土」にまつわる作品を展示します。
現代において「美術」の意味で使用される言葉「アート= art」は、その語源を辿ると、芸術はもとより医療術・料理術・説法術など「わざ」全般を指していました。生きるために必要なものをつくる行為と、私たちの心に豊かさをもたらす美術作品の制作は、ともに創造に向かって地上にある素材を用い、わざを駆使するプロセスです。
本展でとりあげる素材「水・木・金・土」を利用・加工する技術の発展は、古来より人類の文明・文化に恩恵をもたらしてきました。作物の栽培に必要な水に恵まれた土地にコミュニティができ、肥沃な土壌に実った植物が人々の衣食住を支え、鉱物から金属質を抽出し加工する技術が生まれ、生活が進歩し文明・文化の発展へとつながりました。
一方、貴重な天然の鉱物を巡っては争いが起こり、産業革命以降には、人が生み出すモノや技術によって地球環境が変動し自然災害が引き起こされてきました。今こそ、私たちは自分たちの生活を豊かにするための技術と文明発展の代償を自覚し、自然からの恵みである素材と人との関係性について改めてかんがえる時ではないでしょうか。
また、東洋の五行思想において、「(火)・水・木・金・土」は人間社会のあり方や人体のしくみ、地球環境や宇宙の現象の説明に用いられます。菌類から動植物、そして大地から大空まで、地上に存在するあらゆる生命体やモノと同様に、人間も地球の一部に過ぎず、マテリアルを含めた宇宙の理(ことわり)、つまり万物が一体となった「循環」のなかで生きているのです。人から素材へ、素材から人へはたらきかける「相互作用」があり、それをみつめることで、長い歴史の中でともに歩んできた素材と人との密接なかかわりに気づくことができるでしょう。
本展では、紀元前の遺物から近現代の作家までの幅広い時代・世界各国の地域にわたるコレクションを通して、人の営みや精神との密接な関係から生まれた素材の持つ多様なイメージを探っていきます。素材そのものの物質的特性と表現のつながりに目を向け、私たちの身の回りにある素材の細部をみつめて感性をひらくことで、つくり手と素材との間で交わされた幾重もの対話を想像していただければ幸いです。
開催日 | 2022年04月02日~2022年09月04日 |
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会場 | 多摩美術大学美術館 |
会場住所 | 東京都多摩市落合1-33-1 地図 |
地域 | 東京 / 未定義 |
入場料 | 一般300円(20名以上の団体は200円) ※障がい者および付添者、学生以下は無料 |
営業時間 | 開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで) 休館日:火曜日 ※ただし、5月 3日(火・祝)は開館・5月6日(金)は休館 展示替え期間(休館):6月27日(月)〜 30日(木) |
イベントURL | https://museum.tamabi.ac.jp/ |
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