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戦後の日本画壇を牽引した奥田元宋の生誕110周年を記念し、元宋とその活躍の舞台となった日展の画家たちの作品を紹介する展覧会

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【特別展】生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠 ―福田平八郎から東山魁夷へ―

元宋は広島に生まれ、19歳のときに上京して、遠縁にあたる同郷出身の日本画家・児玉希望(こだまきぼう)に入門します。1936(昭和11)年、日展の前身である文展(文部省美術展覧会)に初入選、以後、新文展、日展へと出品を重ね、日展の審査員や理事長も務めました。画業初期は主に人物画を中心に制作し、1944年、郷里への疎開を契機に風景画を描くようになります。戦後は、「元宋の赤」とよばれる赤を基調に、雄大な自然を描いた独自の風景画を確立しました。また、和歌にも秀で、1981年には宮中歌会始(きゅうちゅううたかいはじめ)の召人(めしうど)に選ばれています。



 本展では、「元宋の赤」が際立つ《玄溟(げんめい)》(山種美術館)、古希を過ぎてから取り組んだ大作である《奥入瀬(秋)》(山種美術館)ならびに《奥入瀬(春)》(個人蔵)を同時に公開するほか、宮中歌会始の際の和歌を記した作品も展示します。



 さらに、日展の前身である文展、帝展(帝国美術院美術展覧会)以来の官展の歴史を振り返りながら、帝展時代から活躍した福田平八郎(ふくだへいはちろう)をはじめ、川合玉堂(かわいぎょくどう)の第1回日展出品作、元宋の師である児玉希望、「日展三山」と称された東山魁夷(ひがしやまかいい)・杉山寧(すぎやまやすし)・高山辰雄(たかやまたつお)のほか、山口蓬春(やまぐちほうしゅん)、山口華楊(やまぐちかよう)など日展で活躍した名だたる画家たちの優品とともに、20世紀の日本画壇をリードしてきた人気作家たちの足跡をたどります。

開催日 2022年04月23日~2022年07月03日
会場 山種美術館
会場住所 東京都渋谷区広尾3-12-36 地図
地域 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)
入場料 一般1,300円、大学生・高校生1,000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)

障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1,100円、左記いずれかのうち大学生・高校生900円
営業時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※今後の状況により会期・開館時間等は変更する場合がございます。
休館日:月曜日 [5/2(月)は開館]
イベントURL https://www.yamatane-museum.jp/
東京都渋谷区広尾3-12-36

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