2022年度第1回企画展「軍事郵便絵葉書に見る 彩管報国(さいかんほうこく)の画家たち」
2022年7月5日(火) ~2022年10月16日(日)
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日本画の横山大観、洋画の藤田嗣治らが原画を描いた約400点の軍事郵便絵葉書を展示!
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イベントDATA
本来、軍事郵便葉書は書かれた内容が重要で貴重な戦争資料ですが、本展では、絵葉書の絵が印刷された裏面にスポットを当て、約70名の画家が描いた約400点の軍事郵便絵葉書を、画家のジャンル別に展示します。
「軍事郵便」とは、戦地の兵士などが日本の家族へ、あるいは日本から戦地の兵士に送る郵便のことです。明治時代の日清戦争(1894~1895年)から、1945(昭和20)年の第二次世界大戦終戦まで存在していました。兵士は、現在地や部隊の編成などの軍事機密に関係する内容は書くことが禁じられ、また戦地が移動するため、郵便物は軍でまとめられ、検閲を受けなければなりませんが、手紙や葉書は兵士と家族を繋ぐ唯一の通信手段でした。
「彩管報国」の「彩管」は「絵筆」のこと。1937(昭和12)年の盧溝橋事件に端を発した日中戦争から第二次世界大戦にかけて、“絵筆を執って国のために尽くす”という「彩管報国」の理念が生まれました。多くの画家たちは「彩管報国」のもと、あまり取り扱ってなかった戦争や国威発揚をテーマにした戦争画を描くようになり、中には志願して従軍画家となって自発的に戦地に赴き、戦闘の様子を描く画家もいました。
彩管報国の主な目的は、陸軍や海軍が後援する「従軍画家協会展覧会」「聖戦美術展」「海洋美術展」「航空美術展」などでの戦争画の発表であり、軍への作品の売上金の献納や作品寄贈でした。
軍事郵便絵葉書には、大作の戦争画や展覧会の入選作が使用されたほか、従軍画家が描いた、普段の兵士の姿や異国の風景、戦地の日常の風物などのスケッチや水彩画が多く採用されています。また、戦争中の国内(内地)の暮らしや何気ない日常の1こまを描いたものもあります。従軍画家として現地に赴き、軍事郵便絵葉書の原画を提供した画家だけでも100人近くいました。画家たちにとっては、これも「彩管報国」であり、戦闘の場面だけでなく自由な目線と発想で描くことも「彩管報国」でした。
開催日 | 2022年07月05日~2022年10月16日 |
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会場 | 平和祈念展示資料館 企画展示コーナー |
会場住所 | 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | ※8月29日(月)に一部展示替えをします。 【時間】9:30~17:30(最終入館17:00) 【休館日】 ・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日) ※ただし8月15日(月)は開館 ・8月28日(日)※新宿住友ビル全館休館日 |
イベントURL | https://www.heiwakinen.go.jp/ |
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