GEORGE HAYASHI 個展「COSMIC DUAL FORCES」

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動物や自然のもつエネルギーを描き出すアーティスト、ジョージハヤシ。風水における「太陰太極」がテーマの個展。

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ジョージハヤシは在上海⽇本国総領事館や在台湾日本領事公邸などに作品が収蔵され、アートフェア上海に日本代表作家として参加経験もあるアーティスト。マカオのカジノホテルや上海のワールドクラスバー「Speak Low」、スボーツブランド「ナイキ」の施設の壁画制作を手がけるなどアジア圏で特に高く支持されています。

ハヤシは自然が持つエネルギー、野生動物の本能や生き方に惹かれ「NOMAD HEART／自由な心」を信条とし、作品を制作しています。ライオンをモチーフとして頻繁に描くのは、縄張りをもたず、生きやすい場所へと移住しながら仲間を増やしていく生き方に共感してのこと。それは、おのおのが狭い範囲での同一性に囚われることなく、集権的な中央から逃れる遊牧民（ノマド）のシンボルとして置かれています。

「動物や自然のエネルギーの裏側にあるものを描きたい。静かに見えるものにも激しいものがあり、激しく見えても裏側には平穏さもある。世の中すべてが一方的な見方では捉えられない」として、目の当たりにする事象の裏側への想像を働かせます。

本展『COSMIC DUAL FORCES』は、内に蓄える静的なエネルギー「陰」と外に放出される動的なエネルギー「陽」は表裏一体であり、天地万物はこの陰と陽のバランスによって成り立っていることを教える「太陰太極」がテーマ。描き下ろし新作を中心に、約15点を公開します。

ハイライトとなる二頭のライオンが対極的な力で向き合う作品「COSMIC DUAL FORCES01」。一見すれば敵対しているように見えますが、ハヤシはイデオロギーなど求心的な争いから離れ、互いの自由を尊重しながら依存、補完しながら生きていく様を描いています。そこには、各自の自由を否定する動きに対しては頑として立ち向かう意思、自由に生きることには攻撃性が含まれるノマドの世界観が立ち上がります。そして他者と共存し、理知的な社会を作る上で必要な距離感についての想像を促します。

閉塞感のある社会に生きるリアリティを立ち上がらせ、誰からも何からも搾取されず自由に生きることを願うジョージハヤシ。特に中華圏ではその華やかな作風は縁起物、厄除としても愛されています。

今回、展示テーマとは別にハヤシが愛する名画のオマージュ作品（今回は「最後の晩餐」をポップなアプローチで制作）も展示、見所となっています。作品から漲るエネルギーを感じに、ぜひ会場へお越し下さい。

開催日	2022年08月26日～2022年08月31日
会場	YUGEN Gallery
会場住所	東京都渋谷区渋谷2-12-19　東建インターナショナルビル3F 地図
地域	東京 / 渋谷区・新宿区（表参道・青山など）
入場料	無料
営業時間	開館時間　：月〜金　　　14:00〜19:00 土・日・祝　13:00〜19:00 ※最終日のみ17:00終了休館日　　：　なし作家在廊日： 8月26日（金）終日 8月27日（土）終日 8月28日（日）午後 8月31日（水）終日
イベントURL	https://yugen-gallery.com/ja/exhibition/georgehayashi-cosmicdualforces/