小森紀綱 個展「灰色の輝ける贈り物」
2022年10月8日(土) ~2022年11月6日(日)
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書籍に囲まれた空間ならではの展示。現代アーティスト小森紀綱による新作個展
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イベントDATA
小森紀綱は徹底した考察と準備の元、古典絵画の文脈と諸宗教のアトリビュート(※)を引用することで独自の世界観を表現する現代アーティストです。「シミュレーショニズム」という絵画系譜の中で、多様な宗教に対し平等な見識と目線を持つ彼は、「人がなにかに対して抱く印象を共通的に導き出したイメージ像」を自身のフィルターを通して画面上に構成します。
住職の父とキリスト教を信仰する母のもとに生まれた小森は、豊かな宗教観に囲まれた環境で育ちました。2021年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業し、在学中の2020年にシェル美術賞入選。2022年には「VOCA展2022」大原美術館賞を受賞している注目の若手作家です。制作活動に励む中、大学在学中には僧侶となるための修行で高野山専修学院にて得度を受けました。
本展で発表する作品は、カナダ出身の短編小説の名手、アリステア・マクラウド氏の短編小説集「灰色の輝ける贈り物」全8編を1編につき1点の作品で表現しました。アリステア・マクラウド氏の短編集を読んだとき、自分が制作する上で目指す感覚に近いものを感じたと小森は語ります。マクラウド氏の作品は生や愛、死といったあらゆる芸術における普遍的なテーマをいかにも象徴的に扱うのではなく、人々が生活するなかに自然と垣間見えるように付与されていました。それはときに詩的であり、ときに嫌になるほどリアリティ溢れる年代性、地域性が表れた人間像を感じ、そして急速な近代化により時代の変わりゆく儚さが描かれていたのです。読書感想画のように場面を描くというよりは作家自身のフィルターを通して変換した感覚をキャンバスに構成しました。
本展は、ブックコーナー近くのインフォメーションカウンター前で開催します。銀座 蔦屋書店ならではの書籍に囲まれた場所で、多数の書籍の中からお気に入りの1冊を選ぶイメージで本展示が生まれました。
秀でた知識と自身の哲学を持つ小森にしかなしえない卓越した絵画表現を、是非この機会にご覧になってはいかがでしょうか。
※アトリビュート…西洋美術において伝説上、歴史上の人物または神話上の神と関連付けられた持ち物のこと。
開催日 | 2022年10月08日~2022年11月06日 |
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会場 | 銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前 |
会場住所 | 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | ※ 最終日は17時閉場。 ※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。 ※会期は変更になる場合もございます。 |
イベントURL | https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/29033-1050560921.html?_ga=2.70139411.2012710529.1665311563-772919559.1662264943 |
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