酒井建治 個展「Limited」
2022年11月12日(土) ~2022年11月17日(木)
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“名前のない感情”をテーマに、シルクスクリーン作品の他新たに取り組む油彩画も展示。
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イベントDATA
シルクスクリーン作品を手がけるアーティスト酒井建治は、東京・半蔵門のオルタナティブスペース「MATTER」のディレクターを務める他、キュレーターとして企画展を手がけるなど多岐に活躍しています。
使えるインクの種類が多いことが特長のシルクスクリーンにあって、使う色はCMYK(青/赤/黄/黒)のみで一度刷り。インクの粘度や刷り重ねる順番をコントロールすることで見え方や印象を変化させます。画材、技法に制限を設け、ひとつの図版を正確に量産する複製技術として発達したシルクスクリーンで一点物の絵画作品を制作する点がユニークです。
最近ではシルクスクリーンと油彩を組み合せたり、画材をペーパーからアクリルに変えることで「もわれ」表現を取り入れるなど、従来のシルクスクリーンのイメージにはない奥行きのある作風で注目されています。
本展「Limited」では、先行でオンライン販売をスタートしているシルクスクリーン作品に加え、最近取り組んでいる油彩画作品の計約20点を展示。ひとつのテーマに対して多面的にアプローチした趣の異なる作品群で構成し、グループ展をディレクションしている感覚で空間を演出します。
「感覚的な"わかる"という気持ちや、"よくわからないけど良い"といった名前のない感情を抽象的、多面的に捉え形にして表現している。形にすることで色や空間が生まれ連鎖的に時間や思考なども生まれ、それらに対するコミニュケーションが発生することが目的。変わらずにそこにあり続ける絵画(作品)として表現することで、名前のない感情とコミニュケーションを未来に残している」
世界で起こる出来事のみならず普段の会話まで酒井自身が受け取り、そこに湧いてきた名前のない感情をわかりやすい色、形に無理矢理していくのではなく、理解できなければ理解できないままに残す。わからないことを肯定する。それによりずっと考え続け、コミュニケーションを生み出すことがアートの使命だと話します。
世界では大きな問題が起こり、わかりあえなさから生きづらさや孤独を感じる日々にそれぞれの生活圏内で今できる範囲でコト、モノを動かし続ける。そんな日常生活の尊さを、ポップアートの軽やかさで示す酒井の作品をぜひご覧ください。
開催日 | 2022年11月12日~2022年11月17日 |
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会場 | YUGEN Gallery |
会場住所 | 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル3F 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 月〜金 14:00〜19:00 土・日・祝 13:00〜19:00 ※最終日のみ17:00終了 休館日 :なし 作家在廊日:11月12日(土)、13日(日)、16日(水)、17日(木) |
イベントURL | https://yugen-gallery.com/ja/exhibition/kenjisakai-limited/ |
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