タイジ・テラサキは、ハワイの南 1,100 マイルに位置する野生生物保護区、パルミラ環礁でのアーティスト・イン・レジデンス（2018年）に参加したことを契機に、環境保全活動に目を向けるようになりました。第二次世界大戦中に人間の活動によって荒廃していたこの環礁は、その後、科学者や自然保護の専門家による慎重な管理によって回復し、環境問題の解決策を模索する上で重要な場所となっています。
本展では、パルミラの豊かな生態系を、作家独自の技術を駆使して紹介します。霧をキャンバス代わりにして写真を投影する「ミスト・フォトグラフィー」の技法を用いた『Palmyra Biodiversity』では、バランスのとれた生態系の、繊細で儚い様が表現されています。『Beauty』では、特注の手漉き和紙に独自の印刷技法により写真をプリントし、ホログラムのような独特の表現を試みています。
テラサキの作品に見られる復活したパルミラの生命力は、自然の回復力を強く提示すると同時に、人間の努力に秘められた可能性をも示唆し、未来への希望を与えるものです。

春の企画展「恐々謹言ー徳島藩主蜂須賀家の書状ー」

四国・徳島
2025/4/12 ～ 2025/6/15

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「BOOKS　水戸部 功×名久井直子」大阪巡回展

京阪神・大阪
2025/4/11 ～ 2025/6/8

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フェルナンド・コーマ展 スペイン発、未開封の美　～ 感性を揺さぶる唯一無二の創造 ～

九州・福岡
2025/4/17 ～ 2025/4/20

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開館20周年記念特別展「つながる琳派スピリット　神坂雪佳」

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2025/4/19 ～ 2025/6/1

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