国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
オールジャンル
個展・グループ展・展示会
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

ギャラリーの白い壁を剥がして作品制作。

473 0 0 0
SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN

マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホーによる個展「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」は、ホワイトキューブと言われるギャラリーの白い壁の一部が剥がされて作品化されています。本展は、ギャラリーの壁に直接描いた「フレーズ」をドライボードごと剥がしたペインティングと、壁面内部に直接「フレーズ」を描いたペインティングの組み合わせによって構成されています。壁面内部のペインティングは、展覧会終了後、壁の修復とともに半永久的に壁面内に残り続けます。
本展はホワイトキューブと言われるギャラリーの壁に直接介入するカタチで作品が制作されています。「フレーズ」をギャラリーの壁に直接描き、引き剥がすというアーティストの行為は、1929年にニューヨーク近代美術館(MoMA)が公共性に支えられた近代美術館制度を目指し導入した、ホワイトキューブという制度からも逃走するZ世代のアーティストの態度でもあります。それは言語を扱う表現の一部、つまり言語による非領域化の姿勢として見ることもできます。
ホーが様々なメディアから抽出したテキストによって作り出した「フレーズ」はインターネットやソーシャルメディアなどに溢れるダークで不条理なユーモアを含むミームカルチャーの影響を受けています。インターネットやソーシャルメディアを使いこなすZ世代はインターネット上に広がる様々なミームを共有することで、共感を生み、異なる世代から押し付けられる別の価値観に対する不満や未来への失望、幻滅といったものを皮肉やダークなユーモアによって自らの価値観や感性として表現します。ミームはその言語が指し示す直接的な意味だけではない非言語的な領域がSNSなどを通じて伝えられています。ひとつの「フレーズ」にはいくつかのデザインのフォントが使われ、言語でありながら絵画であり、テクスチャーをもっています。あえて混在したアメリカ英語とイギリス英語など文法的・言語的な不自然さがあり、言語を非領域化させることで意味の先へと向かわせます。ホーは、上の世代の人々によって領域化された世界の構造を自分たちの世代の言語によって非領域化し、創造の可能性を広げます。

開催日 2023年04月08日~2023年06月03日
会場 KOATRO NUKAGA(天王洲)
会場住所 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F 地図
地域 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など)
営業時間 11:00 – 18:00 ※日月祝休廊
東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催中 2025年2月25日(火)

2025年3月2日(日)
京阪神 京都

井上晴雄 絵画展〜日本の原風景を訪ねて〜

夕陽、渓流、花、鉄道、農村はじめ、日本の旅風景を描いた絵画作品25点の展示。ご来場いただく方々...

開催前 2025年3月18日(火)

2025年3月23日(日)
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

万翔葉個展「Nagnoma Syndr...

現実と理想との境界線が曖昧になり、ゆるやかに 溶けて混ざり合う。 夢想世界は美しく、時に歪...

開催中 2025年2月25日(火) 11:00

2025年3月2日(日) 19:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

「Novel MINIATURISM」...

本展覧会は、昨年当館で開催された新細密主義展の優秀賞受賞者によるグループ展です。 細密画の新...

開催前 2025年3月20日(木) 13:00

2025年3月23日(日) 17:00
東京 足立区・北区・荒川区・台東区(上野など)

TOYO/トヨ 個展 「Accumul...

TOYO/トヨの初個展になります。

このイベントに行きたい人0人