国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
歴史・伝統文化
個展・グループ展・展示会
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

被災者でもある夢二が遺した震災の記録を初公開も含め展示

321 0 0 0
夢二と関東大震災

大正12(1923)年9月1日に起こった関東大震災は、今年で100年の節目を迎えます。東京をはじめ関東地方に大きな被害をもたらした未曽有の災害は人々の人生を激変させました。当時東京を拠点に活動していた竹久夢二(1884-1934)も例外ではなく、仲間とともに設立を宣言した「どんたく図案社」の計画が潰えるなど活動の方針転換を余儀なくされます。夢二郷土美術館が所蔵し、本展で展示する震災直後の夢二の日記には「九月一日より。自然が人間との約束をすつかり解除した」と当時の夢二が感じたことが率直に綴られています。

そんな中夢二は自らの足で震災後の東京の街をスケッチしてその惨状を記録することに邁進しました。大正12年9月14日から10月4日まで21回にわたり都新聞(現在の東京新聞)に連載した「東京災難画信」には、ジャーナリストとしての夢二ならではの視点から現地で目にした光景を絵と文章でリアルに表現しています。自警団ごっこに興じ竹やりで友人を突くこどもたちの様子をはじめ災禍の中で人々を襲った差別や困窮などを取り上げ、心を砕きながらも夢二は混乱する世の中を戒めました。本展では夢二が残した日記や被災地のスケッチ原画を特別展示するとともに、日本新聞博物館所蔵の「東京災難画信」全21回をパネルにして岡山で初公開し、震災に関連する詩文が掲載された雑誌・著作本などを展示いたします。

開催日 2023年08月29日~2023年12月03日
会場 夢二郷土美術館
会場住所 岡山市中区浜2-1-32 地図
地域 中国 / 岡山
入場料 大人800円、中高大学生400円、小学生300円
※開催中の企画展「Taisyo Romantic Design-夢二のモダン×伝統デザイン-(会期:6月6日(火)~9月10日(日)」および「竹久夢二と榛名―理想郷を求めた夢二―(会期:9月12日(火)~12月3日(日)」の入館券でご覧いただけます。
営業時間 開館時間 :9:00~17:00(入館は16:30まで)、9月12日(火)は10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
※2023年8月29日(火)~9月10日(日)は第1展示室、2023年9月12日(火)~12月3日(日)は第2展示室にて展示予定
イベントURL https://yumeji-art-museum.com/
岡山市中区浜2-1-32
東京・渋谷区・新宿区...
2025/2/20 ~ 2025/3/2
東京・港区・文京区(...
2025/2/22 ~ 2025/3/30

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2025年2月25日(火) 11:00

2025年3月2日(日) 19:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

「Novel MINIATURISM」...

本展覧会は、昨年当館で開催された新細密主義展の優秀賞受賞者によるグループ展です。 細密画の新...

開催前 2025年2月18日(火)

2025年2月23日(日)
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

ACT企画 山本冬彦 推薦作家による日...

本展は、コレクターとして長年若手作家を中心に蒐集しつつ、展覧会の企画発案も行い、アートの普及を...

もうすぐ開催 2025年2月11日(火) 11:00

2025年2月16日(日) 17:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

佐藤ニロ・田中巳桃 二人展 「 仄暗い...

誰そ彼? 囁くよう妖しく纏って しなやかに射貫く 誰にも逸れないための 灯火  この...

もうすぐ開催 2025年2月11日(火)

2025年2月16日(日)
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

鈴木香織 個展「予期せぬ出会い」

私の作品は全体像ではなく、破片と断片から展開し、連なるイメージを題材にしています。 意識と無...

このイベントに行きたい人0人