THE GALLERY 企画展 佐藤 倫子 「深濱」
2024年7月4日(木) ~2024年7月17日(水)
- カテゴリ
- 写真
- 個展・グループ展・展示会
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
‐ 深川濱の漁師仲間が結成した神輿保存会、彼らを通した神輿を、祭りを佐藤倫子の視点で捉えた写真展 ‐
編集者 | |
---|---|
エントリー機能 | エントリー機能を使わない |
エントリー掲載の承認 | エントリーしたら自動的にエントリー一覧に掲載 |
アート掲載 | OFF |
アート掲載の承認 | 投稿したら自動的に出展作品一覧に掲載 |
イベントDATA
2019年に嫁いできた深川。江戸三大祭りのひとつである富岡八幡宮例大祭は地元深川の祭りです。その祭りの撮影をしてみませんかと誘われたのが、私と「深濱」の出会いでした。それは偶然であり必然だったのでしょう。深濱睦保存会(深濱)は唯一町会神輿ではなく、かつて漁師町だった深川濱の漁師仲間が神輿保存会を結成しその伝統を受け継いでいます。神輿は3尺5寸・重さ1トン、深川一(町神輿)の大神輿 。大漁旗とともに渡御します。
当初、私は祭りの写真撮影にあまり興味はありませんでした。なぜなら、毎月のように様々な写真コンテストの審査を行う中で、日本全国の祭りの写真を数多く目にしていました。その量は本当に膨大で見るだけでも十分に楽しめるほどでしたので、自ら祭りの撮影する必要性を感じていませんでした。しかし、せっかく御縁があり来た地元の祭りを自分の目で見てみたいと思ったのがきっかけでした。
いざ参ってみたら深濱の皆さんは、被写体としてとても魅力的で私は撮らずにはいられない気持ちになりました。深濱の皆さんを、深濱を通した祭りを撮りたい、との思いが湧いてきて、私も会員の一員に入れていただき、撮影の承諾を得て、撮影を開始しました。
しかし、撮影が始まった直後に世界は新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われ、祭りは全て中止となってしまいました。それでも、何かあるごとに自宅から自転車でカメラを持って神酒所に通う私がいました。
カメラを向けられていることをあまり意識させたくない私は、撮影中に自分自身の存在を消して撮ることが大事だと、かつて私が勤めていた企業での様々な催しを撮影するときに学んだことでした。それでも、「今日もまた写真家さんが撮影に来ているな」と、きっと皆さんは思っていたでしょう。そんな中、徐々に撮影している環境に皆さんが慣れてくださったように感じました。
真夏の暑い中、神酒所を作ってゆくのも全て深濱の皆さんが作業しています。こうして祭り本番の暑さに体を慣らしてゆくんだよ、と教えていただいたことが印象に残っています。
2023年、ついに開催された富岡八幡宮例大祭で、深濱神輿がしんがりを務める姿を初めて目にし、経験し、撮影しました。これはぶっつけ本番の撮影であり、この瞬間のエキサイティングさや興奮は言葉では表現しきれません。祭りの伝統やその重み、魅力を、深濱から写真を通して教えていただいたように思います。
2019年から撮影してきた深濱の神輿や、熱い人々の瞬間を是非、ご覧いただきたいと思います。
開催日 | 2024年07月04日~2024年07月17日 |
---|---|
会場 | ニコンプラザ大阪THE GALLERY |
会場住所 | 大阪府大阪市中央区博労町3-5-1 御堂筋グランタワー17階 地図 |
地域 | 京阪神 / 大阪 |
営業時間 | 10時30分~18時30分(日曜日休館/最終日は15時まで) |
イベントURL | https://www.rin-photo.com/ |
ShareArt 展覧会・イベント情報さんが投稿したその他のイベント
このイベントに関連するブログ
まだこのイベントが書かれたブログはありません。
このイベントに対するみんなのコメント
会員登録をしてコメントしよう!
同じカテゴリーのイベント
~
2025年2月1日(土) 17:00
ちいさな声で KanaSaito個展
ちいさな声でささやくようなたくさんの作品を用意しました。 美味しい珈琲を飲みながらゆっくり鑑...
~
2025年1月18日(土) 17:00
「口先の指差し眼差しの先」吉浦眞琴個展
ART FOR THOUGHTでは吉浦眞琴の個展「口先の指差し眼差しの先」を開催いたします。ド...
~
2025年1月14日(火)
善悪
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科2年のオ・ヘジュと矢野凜々子による2人展。
~
2025年2月2日(日) 17:00
オガワミチ 個展『おまけで雨』
日常の一瞬に宿る特別な瞬間、光と自然の移ろい、透明感を感じさせる表現をテーマに、アクリル板やド...