にっぽんの客船 タイムトリップ 展
2011年3月3日(木) 10:00 ~2011年5月21日(土) 18:00
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INAXギャラリー東京では『にっぽんの客船 タイムトリップ 展』を開催。大阪商船(現・商船三井)の「あるぜんちな丸」(1939年竣工)と、東京湾汽船(現・東海汽船)の「橘丸」(1935年竣工)を中心に、戦前の客船をご覧頂く他、優雅な空間や趣向を凝らしたおもてなし等も紹介します。
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イベントDATA
現代のように飛行機が広く普及する以前、船は世界へ渡るほとんど唯一の手段でした。
日本における客船づくりは海外を模倣することからはじまりましたが、大正後半から昭和初期にわたって国の威信をかけたものとなり、さらには造船技術の習得と開発が進んだことにより、日本独自の設計やデザインによるものへと大きく発展を遂げていきました。
本展では、とりわけ日本のデザインの完成形をみることができる客船として、世界一周の航路をとった大阪商船(現・商船三井)の客船「あるぜんちな丸」(1939年竣工)と、東京から伊豆へ航行した東京湾汽船(現・東海汽船)の「橘丸」(1935年竣工)を中心に、戦前日本の客船と、搭乗を許された限られた人たちの船旅の様子をご覧いただきます。
「あるぜんちな丸」の基本設計は、大阪商船の和辻春樹が手がけました。、和辻は独自の様式の客船を目指して、日本の近代建築を牽引した中村順平や村野藤吾を起用します。彼の言う独自性とは、欧風の踏襲でなく、伝統的な和風を持ち込むのでもない、新しい日本デザインのよさが自然と滲み出るような洗練された客船のことであり、「あるぜんちな丸」はその集大成ともいえる円熟した設計の実現となりました。
「橘丸」は東京湾の女王と呼ばれた客船で、その美しさから現在でも高い人気を誇ります。三菱重工神戸造船所の副所長であった南波松太郎が流線型の船体を設計、南波の下、建築家の本野精吾が手がけたモダンで優雅な室内外のデザインが見所となっています。
近代日本らしい時代の空気とともに、当時の客船の有様や船旅での行き届いたもてなしの空間を体感していただける展覧会です。
主催 INAXギャラリー東京
開催日 | 2011年03月03日 10:00~2011年05月21日 18:00 |
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会場 | INAXギャラリー1東京 |
会場住所 | 東京都中央区京橋3-6-18 INAX:GINZA 2F 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
アクセス | 地下鉄銀座線「京橋」駅 より徒歩1分 地下鉄有楽町線「銀座一丁目」駅より徒歩3分 都営浅草線「宝町」駅より徒歩3分 JR「有楽町」駅 より徒歩7分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
電話番号 | 03-5250-6530 |
イベントURL | http://inax.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001750.html |
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