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オールドノリタケ
岐阜県現代陶芸美術館
大正レトロ
昭和モダン

岐阜県現代陶芸美術館では、明治期に各窯業地でつくられた
輸出用陶磁器、煌びやかな装飾を纏ったオールドノリタケ、
さらには大正レトロ昭和モダンを感じさせる懐かしい洋食器まで
およそ200点を展示し、近代洋食器の変遷をたどります。

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華麗なる近代洋食器の展開 -オールドノリタケを中心に-

 日本の食卓を洋風陶磁器が彩るようになっておよそ100年。日本独自の洋食器誕生までには様々な歴史がありました。本展は明治時代末期から昭和初期にかけて世界を魅了した和製洋食器と、昭和初期に国内市場向けに生産された洋食器を併せてご紹介し、近代洋食器の華麗なる展開を概観するものです。

 和製洋食器の生産は明治期に海外市場参入を志した先人たちによって始められました。中でも森村組(現在の森村商事)は洋風絵柄を取り入れた日用食器の生産にいち早く着手し、日本陶器合名会社(のちの日本陶器、現在のノリタケカンパニーリミテド)設立以降も素地の研究、図案の改良と様々な努力を重ねて行きました。当時の流行を積極的に取り入れたスタイルや絢爛豪華な装飾が次第に注目を集めるようになり、和製洋食器の人気は高まりを見せます。特に、第一次大戦下においてヨーロッパの窯業地が北米の陶磁器需要を満たせなくなると、「NIPPON」と呼ばれたそれらの陶磁器は北米市場を席捲するまでに至ります。

 1929年の世界恐慌を境に海外市場が縮小すると、日本陶器合名会社をはじめとする日本の陶磁器メーカーは海外市場開拓から、国内における販路の拡大へと方向転換を図ります。同時期に西洋文化が日本に伝播したこともあり、日本の食卓における洋食器の需要は次第に増してゆきます。そのような時代の要求に応えるように、日本人好みの洋食器が生産されるようになり、日本独自の洋食器文化が誕生、発展してゆきました。

 本展では、明治期に各窯業地でつくられた輸出用陶磁器、煌びやかな装飾を纏ったオールドノリタケ、さらには大正レトロ昭和モダンを感じさせる懐かしい洋食器までおよそ200点を展示し、近代洋食器の変遷をたどります。


主催:岐阜県現代陶芸美術館

開催日 2011年04月23日 10:00~2011年08月21日 18:00
会場 岐阜県現代陶芸美術館
会場住所 岐阜県多治見市東町4-2-5 地図
地域 東海 / 岐阜
入場料 一般500円(450円)
大学生400円(350円)
*高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
営業時間 ■休館日 : 月曜日(月曜が休日の場合は翌平日)
*ただし5月2日(月)は開館

■開館時間 : 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
イベントURL http://www.cpm-gifu.jp/museum/tenraninfo/03_1index.html
岐阜県多治見市東町4-2-5

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