茶陶の道 ―天目と呉州赤絵
2011年5月27日(金) 10:00 ~2011年8月21日(日) 17:00
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- 歴史・伝統文化
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出光美術館では、天目や呉州赤絵を中心に、
福建陶磁およびその周辺の陶磁の歴史と、
その特色ある陶磁美をさまざまな角度から鑑賞していただきます。
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イベントDATA
本年度は、出光コレクションの陶磁分野から中国陶磁をご紹介する展観を2回企画いたしますが、第1回は、中国福建省の陶磁をとりあげます。本展では、天目や呉州赤絵を中心に、福建陶磁およびその周辺の陶磁の歴史と、その特色ある陶磁美をさまざまな角度から鑑賞していただきたいと考えています。
福建省は、山地が多く平野が少ないため、古来より省外から穀物を輸入する必要があり、商品作物・手工業製品の生産が盛んな土地柄でした。またそれらを運ぶ海上貿易商人――海商として活躍する福建人も数多く輩出しました。陶磁器生産も福建各処で興り、宋代以降、重要な省外輸出品の一つになっていきました。当初は、越州や龍泉の青磁(浙江省)、景徳鎮白磁(江西省)などの模倣品がつくられましたが、やがて福建独自のやきものが現れます。建窯の天目、同安窯の青磁、徳化窯の白磁、州窯の呉州手などがその代表です。
一方これらの福建陶磁は、もとは日用雑器であったり、貿易品の容器であったりしたものでしたが、とくに我国ではその中の優れたものや日本的な美意識に適うものが、寺院や武家の室礼や喫茶、後には唐物茶陶として重要な文化要素となり、新たな価値を与えられて伝世され、伝えられる中でさらに価値を増してゆきました。そうした“日本文化の中で育まれた陶磁美”が、福建陶磁の心髄であるとも言えるでしょう。今回の展示では、器形・釉薬や文様の美しさとともに、そうした、伝えられる中でさらに付け加えられた価値をも含めてご鑑賞いただきたいと思います。
開催日 | 2011年05月27日 10:00~2011年08月21日 17:00 |
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会場 | 出光美術館 |
会場住所 | 福岡県北九州市門司区東港町2-3 地図 |
地域 | 九州 / 福岡 |
入場料 | 一般600円/高・大生400円(団体20名以上 各100円引) 中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です) ※障害者手帳をお持ちの方は100円引、その介護者1名は無料です |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
電話番号 | 093-332-0251 |
イベントURL | http://www.idemitsu.co.jp/museum/moji/index.html |
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