生誕100年 香月泰男と下関~旅のはじまり~
2011年9月28日(水) 9:30 ~2011年10月23日(日) 17:00
下関市立美術館では、所蔵品を中心に、香月泰男美術館の初期作品や
山口県立美術館の〈シベリヤ・シリーズ〉作品の一部などもあわせて展示し、
画業の概要を辿るとともに、画家と下関との関わりも紹介します。
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イベントDATA
戦後の名作〈シベリヤ・シリーズ〉で知られる香月泰男は、同時に、黒を基調にした独自の日本的油絵表現の確立者としても高く評価されています。 1911年(明治44年)、山口県長門市三隅に生まれた香月泰男は、東京美術学校卒業後、北海道時代を経て、1938年(昭和13年)に下関高等女学校に美術教師として赴任しました。その翌年には第3回文部省美術展覧会で特選を受賞するなど、画家としての本格的な歩みが始まります。また、下関時代には結婚して家庭も築き、充実した日々を過ごしますが、まもなく召集され、1943年4月、下関から戦地に向かうことになります。
入隊三ヶ月後、満州に向け下関から出港した。僅かな肉親が送るその首途(かどで)が、四年余にわたる戦争、抑留への道に繋がっていた。実際には日の丸一本振られたわけではない。しかし個人の意志が、国家体制によって無視されるその船出には、目に見えぬ「黒い日の丸」が振られていたと言えよう。
(《別》の言葉書き)
シベリア抑留から帰還した香月泰男は、ひとまず下関での生活を再開した後、翌年郷里の生家に移り、そこを生涯の場として数多くの傑作を描き続けました。
画家としての本格的な活動、戦争・抑留への旅立ち。下関は、いろいろな意味で香月泰男の旅が始まった場所のひとつでした。生誕100年に当たる今年、下関市立美術館では所蔵品を中心に、香月泰男美術館の初期作品や山口県立美術館の〈シベリヤ・シリーズ〉作品の一部などもあわせて展示し、画業の概要を辿るとともに、画家と下関との関わりも紹介します。
【出品作品】〈シベリヤ・シリーズ〉10点を含む油彩約50点と水彩、版画など。
主催:下関市立美術館
開催日 | 2011年09月28日 09:30~2011年10月23日 17:00 |
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会場 | 下関市立美術館 |
会場住所 | 下関市長府黒門東町1-1 地図 |
地域 | 中国 / 山口 |
入場料 | 一般400円 / 大学生300円 (20名以上の団体料金は、一般320円 / 大学生240円) ※18歳以下の方、70歳以上の方などは、観覧料が免除されます。 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) 月曜休館(ただし、10月10日の祝日は開館) |
イベントURL | http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/index.html |
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