イケムラレイコ うつりゆくもの
2011年8月23日(火) 10:00 ~2011年10月23日(日) 17:00
- カテゴリ
- 絵画・版画
- 立体・彫刻
- 個展・グループ展・展示会
東京国立近代美術館では、絵画、彫刻、ドローイング約145点を、
1300平方メートルの空間の中に展示する、
日本では初めてとなるイケムラレイコの本格的な回顧展を開催!
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イベントDATA
■なぜ今イケムラレイコ展か?
本展は、絵画、彫刻、ドローイング約145点を、1300平方メートルの空間の中に展示する、日本では初めてとなるイケムラレイコの本格的な回顧展です。半分以上の作品がドイツのアトリエからの出品(つまり日本初公開)で、新作も展示されます。
ちょっと不思議な存在。それがイケムラの作品のキーワードです。キャンバス地から浮かびあがってくる女、キャベツの頭を持つ人、うつろをはらんだ横たわる少女、岩の中にふと見える怪物のような顔などなど。イケムラが幽霊とも思えるような存在をつくるのは、「うつりゆくもの」への関心を持っているからだと言えます。存在と無。動物と人間との間の進化論的関係。手つかずの自然と人間による文明。ともすればAからBへの一方向の移行として捉えられがちなうつりゆきを、彼女は、相補的で、往復可能で、蛇行的で、終わりのないものとみなし、それを自らの作品において表現しているのです。
彼女はまた、自らの作品がエコロジカルであってほしいと願っています。絵画は人間の身体に合わせた大きさ。彫刻の素材には土へと返りやすい粘土を選び、ドローイングでは木炭やパステルに紙といったシンプルな材料を使っているのです。そこには、この時代にアーティストとしてモノをつくることの意味について実践的に考えてきたイケムラならではの思想を見てとることができるでしょう。
そうしたイケムラの作品には、詩情の中に哲学が、静けさの中に情動的な強さが感じられます。またフラットに見えて奥行きがあります。相反する質を優しく包みこむ彼女の作品は、これからの「うつりゆき」を考えなければならない今こそ、深く感じとれるのではないでしょうか。
主催:東京国立近代美術館、三重県立美術館
開催日 | 2011年08月23日 10:00~2011年10月23日 17:00 |
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会場 | 東京国立近代美術館 |
会場住所 | 東京都千代田区北の丸公園3-1 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
入場料 | 一般850(600)円/大学生450(250)円 *( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 *高校生以下および18歳未満、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料。 ※それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。 |
営業時間 | 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) *入館は閉館30分前まで 開館日、開館時間の変更の可能性がございます。ご来館前に、美術館ホームページ、ハローダイヤル03-5777-8600にて最新情報をご確認ください。 |
イベントURL | http://www.momat.go.jp/index.html |
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