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酒井抱一
江戸琳派
姫路市立美術館
夏秋草図屏風

姫路市立美術館では、酒井抱一の代表作「夏秋草図屏風」をはじめ、
初期から晩年にいたる多数の抱一作品・資料によりその秀逸な画業を
回顧するとともに、其一をはじめとする後継者たちの個性を紹介し、
江戸琳派の流れを一望いたします。

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酒井抱一と江戸琳派の全貌

 酒井抱一(さかい ほういつ)は、1761(宝暦11)年に徳川家の重臣・酒井雅楽頭(うたのかみ)家に生れます。祖父に姫路藩主忠恭(ただずみ)、兄に藩主を継ぐ忠以(ただざね)をもつという名門の御曹司・抱一は、忠以自身が宗雅(そうが)の号で茶人として活躍するように、文芸を重んじる酒井家の家風を最も強く受けて、若き日より俳諧、書画をたしなみます。

 20代で狂歌や浮世絵などの江戸の市井文化に手を染めた抱一は、37歳で出家して酒井家から離れ、自由な立場に身を置きます。この頃から、宗達、光琳が京都で築いた琳派様式に魅了された抱一は、その伝統を強く意識しながら、江戸後期らしい新たな好みや洗練度を加えた「江戸琳派」と呼ばれる新様式を確立していきます。風流で典雅な花鳥画を得意としながらも、多くの文化人との関わりの中で風俗画や仏画、吉祥画などさまざまな主題や作風に柔軟に対応した独自の世界を作り上げます。

 抱一の没後も江戸琳派は実に一世紀近く命脈を保ち、特に高弟の姫路藩士・鈴木其一(きいつ)や、池田孤邨(こそん)らの幕末期の活躍は近年大きな注目を浴びているところです。

 本展は、抱一の代表作「夏秋草図屏風」(重要文化財・三期のみ展示)をはじめ、初期から晩年にいたる多数の抱一作品・資料によりその秀逸な画業を回顧するとともに、其一をはじめとする後継者たちの個性を紹介し、江戸琳派の流れを一望いたします。

 総数270点を三期展示で公開します。
 このまたとない機会にぜひ、抱一たちが生み出した粋で雅な創造世界をご堪能ください。

■「抱一生菓子」をプレゼント!
毎日先着150名様(有料入場者の方)に
特製「抱一生菓子」をプレゼントいたします。
酒井抱一の作品をもとに姫路菓子組合が考案した特別な上生菓子です。
同様の菓子、数種類の販売もいたします。


主催:姫路市立美術館 神戸新聞社


※掲載画像について
酒井抱一 風神雷神図屏風 (左)

開催日 2011年08月30日 10:00~2011年10月02日 17:00
会場 姫路市立美術館
会場住所 兵庫県姫路市本町68-25 地図
地域 京阪神 / 兵庫
入場料 一般:1200(1000)円  
大学生・高校生:700(500)円
中学生・小学生:300(200)円
(  )内は前売・20名以上の団体料金
営業時間 開館時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
イベントURL http://www.city.himeji.lg.jp/art/
兵庫県姫路市本町68-25
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