「140文字詩」のブログ タグ検索結果 278件
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浅く。
近い存在になると、はっきりさせなくて何となく分かるから。実際はどうなのかと深く考え出すと、近くに寄る事になる。近づいたらこんなもんだったと、考えが浅くなってぼんやりで良くなる。もうはっきりさせな...
んなか。
オセロは端を取り合う事で勝敗が決まる。端に寄せられた花は悠々としていた。真ん中は落ち着かない花が似合う。落ち着かないとは悪口では無く、誉め言葉で気を悪くしないで欲しい。真ん中は大変な真ん中だと思...
泡と。
苺が降って来た。そんな日がいつか来るだろうと信じて手を出して空を見上げた。本当に苺は降って来るのだろうかと悩んだ時もあったけど、信じる事を辞めたら、今まで信じて来た時間は苺の泡と消える。もし本当...
背中。
見えない所まで花らしいのは、花が単純な生き物では無いからだと思う。花びらの形や色の表現、天気に合わせて色々なフォルムで人を誘う。見た目以上に花言葉の使い方が人には無い純粋を持ってる。季節は静かに...
器。
高級な器に入れば、それなりのトマトに見られる。裏も表もトマトはトマトだと思っていたけど、それなりの器を見つけて、ちゃっかり入れば、トマトだってどうにかなるんだな。トマトに器が小さいとか言ってたけ...
るんぺんパリアート KAIDAN
るんぺんパリアート KAIDAN これから出勤する人が沢山その階段を昇り降りする中、その階段を丁寧にモップ掛けを始めるおじさん。
予報。
子供の頃、暇が何かを産み出してくれた。大人になった時、コーヒーが喉からおへそ辺りに到達する無意識の時間に、時間が止めていられる事に気がついたのは、ものすごく大人になった時だろうと思い出す。まだ天...
ルール。
生まれた理由は知らない。美味しいか美味しく無いかは誰が決めるのか。その美味しいとは何か。見た目はどうなのか。甘い気持ちが必要か。それとも、そのままの自分でいいのか。疑問は沢山の疑問を持ってくる。...
理由。
りんごでさえ、りんごを疑っている。それがりんごを美しくする。自分を疑い確認する事で美しくなれる世界。影は光を、光は影を必要とする。りんごは、それをよく知っているのかもしれない。ねぇりんご、影は何...
トイレ。
狭い、本当に狭い。その狭いは自己満足の狭さだ。その狭いは、四畳半どころじゃ無い、二畳にも満たないトイレの世界で用を足して満足して何も無かったように流して、においを誤魔化して、外へ出れば、用なんて...